2021年11月20日

オーナーはいつもすっからかん

当社の金欠話のその2です。なぜ金欠か?その1で書いたように仕事のほぼ全部が地方自治体や公共の仕事なので支払いが仕事が完了する来年3月に集中することに起因しています。でもそれだけではありません。それは既に金融機関からの借り入れで手を打っているので。

今年の金欠は事務所の移転と食品加工場の設置の費用によるものです。社長の英断で銀座のレストラン「エクセレントローカル」の閉鎖から間もなく本社を八丁堀に移し、松戸にある食品加工場と統合して食品加工場設置の社屋にしました。そっちの方が家賃総額が安いので。

5階建てのビルを丸ごと借りて1階・2階を食品加工場にしました。その保証金(敷金)と移転費用と食品加工場建設(設置)費用が通常運転資金の1ヶ月半分かかりました。その費用は現金で即金で払いました。資金ショートはその費用を長期資金の借り入れをしないで行ったことによります。

その1ヶ月半分の運転資金ショートをどうやって繋ぐかは社長ではなく100%株を持っているオーナーの私の仕事です。今年度の仕事の売上金の回収が始まるのは12月中旬位からです。

予想通りに売上金回収の1ヶ月半前の11月上旬に金欠が起こりました。ここは私の個人預金を崩して支払いました(過去もそれを繰り返しています。これが再び私に戻ってくることもありません)。とりあえず、それで運転資金ショートが半月分(2週間)に縮まりました。残る1ヶ月分(4週間分)の資金ショートをどうするか?この11月の悩みはそこにあります。

受注している仕事の契約書を読むと中には中間払い金の請求ができる仕事が半月分(2週間分)あります。請求したら気持ちよくする払ってくれました。これで運転資金ショートは2週間に縮まりました。あと半月分(2週間分)の運転資金ショートまでこぎつけました。

道にお金が落ちていないか、下を向いて歩いていたら、私の生命保険がありました。20歳前半社会人1年生の時に入った貯蓄型生命保険は満期を迎えていますがそのまま保険会社に預けてあります。

「1ヶ月後に返すから引き出したい」と言ったら「もちろんです。お客様のお金なのですから」と気持ちよい返事。4日以内に振り込んでくれるそうで、さすが日本生命。これが1週間分の運転資金ショート分に充当するだけありました。

これであと1週間分の運転資金ショートまでこぎつけました?仕事完了後、2週間後の支払いになっている大口クライアントに相談して支払いを1週間早めてもらうしかありません。相談したら「わかりました。なるべくそうなるようにします」これで1ヶ月半ショートの運転資金が全部つながりました。

社長の英断で新ビル移転と食品加工場設置が成りました。私の夢を実現してくれました。会社の雰囲気が非常に華やいでいます。研究開発スタッフだけでなく、全スタッフが活き活きしています。多分、来年から、本社移転と食品加工場設置にかかった費用の100倍の効果が当社にもたらされます。

そのためにオーナーの私が私財(微々たるものですが)を投げ出すのは当たり前のことです。これが経営だと思います。義理が廃ればこの世は闇だ。なまじ止めるな夜の雨。おかげさまで今年度の決算は3年ぶりの黒字になります。
posted by tk at 09:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする