2021年11月13日

森と海と田んぼは一体

一昨日の夜に高知市に入り、昨日から高知県内を訪問です。高知には私が知らない農産物がたくさんあります。ありすぎて私の頭でも焦点が絞れないほどです。

高知市内にあるJAが経営する農産物直売所「とさのさと」に行きました。広さは売上高日本一を誇る糸島の「伊都菜彩」と同じくらいの広さですが販売している農水畜産物のアイテムの数は伊都菜彩の3倍はゆうにあります。多種多様な農畜産物が販売されています。

私の眼を引いたのは「酢」とか「酢みかん」と呼ばれるかんきつです。果物かんきつというよりも用途は調味料の「食酢」の役目を果たしているかんきつ類です。代表はゆず(青・赤)、直七、ブッシュカンですが、最近はすだち、かぼす、ジャバラ、ケラジ、シークワサーも盛んに生産されています。

これらを絞って一升瓶に詰められたものが調味料として食酢と同じように販売されています。酢の好きな私は大いに興味をそそられます。

今回は三原村を訪問しました。三原村は明治33年に誕生しています。現在まで一回の合併もしたことがなく、同じ地域に同じ面積のまま120年間続いている村です。明治から戦後までは森林村として大いに栄えました。高知県西部に位置します。海には面していませんが、海産物料理やお寿司が名物料理です。

なぜ?それを可能にしたのはそれこそゆず、直七、ブッシュカンです。これらのかんきつが食酢の役目として使用され、この山間の村でも魚料理を定着させました。

三原村は国有林が3000ha、民有林が3000ha、村有林が1500haあり、主にひのきが植林されています。100年前に植林されたひのきが現在伐採され、木材が稼ぎ頭になっています。

また、三原村は20年前に始まったどぶろく特区の第1号自治体です。昨夜も民宿もどぶろくを製造して、「こぼれ雪」という名で販売しています。村内には6軒の製造者がおり、現在も売り上げは上々です。

三原村は水が美味しいのでお米(水源の雫)が美味しいことでも有名です。それに酢みかん(ゆず、直七、ブッシュカン)で作ったぶり寿司などが名物です。その田んぼを守るために村内の50haの水田の上流の村有林30haに9万本のくぬぎ(どんぐり)の木を植えました。さらに上流の国有林120haにもくぬぎを植える計画があります。

森林と田んぼと海が一体となっているのが理論ではなく、現実として見ることができます。口でSDGsを語るよりもここで現実を見た方が大いに勉強になります。
posted by tk at 07:09| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする