私は気が合う人とだけ付き合います。身分、肩書き、助平心、お金、地位、出世、野心の目論見は無縁です。そりゃあ、若い頃はなかったと言えば嘘ですが、会社をクビになった時に初めて「人は怖い」とわかりました。「野心」、「嫉妬」が人まで殺すということもわかりました。
それからその世界には入らないようにしています。こっちに野心がなければ邪な人や野心家は近づいて来ません。現在、世の中を騒がしているマンモス大学の汚職、賄賂事件もその頂点に立つトップが野心家で権力志向の塊なのでこんな事件を引き起こしています。
こういった人は自分の地位を守るためには相当の裏社会組織との関係があるのでしょう。言い換えると裏社会に守ってもらっています。裏社会の人々もプロなのでそれなりの報酬を求めます。「お金を出さない」と依頼者が消されます。一見、豪胆な風貌に見えますが本当は小心でお金を出し続けざるを得ないところまで追い詰められていたのでしょう。
話を戻し、当社の食品加工室が出来上がりました。1階が製造生産場所です。2階は包装や箱詰めの部屋です。資材置き場でもあります。
ところで誰が製造するの?ということになります。当然、コンサルで受けた仕事の試作は当社研究開発スタッフです。でも今回は当社がオリジナル商品を製造販売し、製造者にもなります。ということはキースタッフブランドやエクセレントローカルブランドの商品が世に出ます。
それの製造を研究開発スタッフがやっていたらコンサル業務ができません。また研究開発スタッフの人件費で商品製造をすると価格が高くなり市場性のない商品になってしまいます。
それで製造スタッフを募集することにしました。もちろん、パートで結構です。最初に声をかけたのは大学時代によく行っていた新宿のスナックの雇われママだった女性(女性と言っても50年前の当時から男装しているので初対面では女性とわからない)です。
「いくつになったの?」と電話したら72歳とのこと。「まだ働ける?」、「当たり前でしょ、クリーニング・掃除会社で働いているけどコロナでもうすぐ解雇されそう。鳥巣と同じで身寄りもないので働き続けるしかない」よかった、ラッキー。すぐうちの社長に紹介することにしました。これが私の人脈です。