2021年10月28日

仕事と労働・業務は違う

最近、経験の浅い当社スタッフが「仕事と労働・業務は違うんですね」と言い出しました。それを聞いて私は「このスタッフは一人前になったな」と思いました。

仕事と労働・業務は重なるところもありますが、基本的には違います。労働・業務は職場で就業時間内にします。それ以外は残業と言うことになり、給料とは別に労働に対する対価が発生します。

仕事は場所は関係ありません、飛行機の中でも新幹線の中でも、ごはんを食べている時も、趣味をやっている時もできます。起きている時間は場所と時間は問いません。いや、寝ている時もできます。

労働・業務は今の会社の利益のために行いますが、仕事はプラス会社の将来の利益のために行います。仕事は体も使いますが、主に頭を使います。

仕事をしている人は仕事は労働・業務だと思っている人から見ると「何であの人はこんなことをしているのだろう?」、「何でこんな発言や指示をするのだろう?」といぶかしく思われることも多いです。

仕事をしている人は今はもちろんですが、頭や眼が来年や5年先の中にいます。この程度の仕事で来年は経営を乗り切れるか?5年後の事業展開はどうなっているか?を常に考えてかつ行動します。だから今を労働・業務している人からは理解されないことが多いです。

「兵は詭道なり(戦争は騙し合いである)」です。スポーツもそうではないのでしょうか?事業も自分の手の内を事前に読まれてしまえば負けます。仕事も競争の中にいる限りはライバルに行動の手の内を読まれれば勝てません。仕事は来ません。

常に経営者は戦略なしでは会社は生き残れません。見せる部分と伏せておく部分、今の果実と5年後に得る果実等。だから仕事と労働・業務はイコールではありません。

仕事をする人、労働・業務をする人は会社には必要な人材です。困るのは仕事も労働・業務もしない人、大企業や役所に多いタイプです。じっと座っているだけで自分に労働・業務、責任が来ないようにブロックしている人。そのくせ、出世欲は強くて人の功績、実績を横取りする人。こんな人が中小企業にいると間違いなくその組織は潰れます。
posted by tk at 07:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする