2021年10月21日

大企業がめんどくさくて嫌がることに挑戦

昨日もひなたMBAフードビジネス部門人材育成プログラムチャレンジコース4回目でした。私は14回コースですが私はファシリテーターとして全回登場です。昨日は加工実習2回目でレトルト商品とホットパック商品を実習しました。

レトルト商品は宮崎県の鶏肉を使用したチキンカレー、ホットパックは宮崎県の柑橘へべすポン酢です。このセミナーは定員が20名ですが、毎回増え、現在は30名近くが受講しています。30名の受講者を限られた時間で加工技術を教えるのは至難の技ですが当社開発担当者が2名と地元宮崎県フードアドバイザー3名の手を借りて行います。

それでも1回では無理なので2班に分かれます。その待機している1班に対して私が座学でしゃべります。昨日はレトルト商品とホットパック商品でしたが料理品とは違い、保存料を使用しないで一定期間、賞味期間を保有できる技術を教えることです。美味しさを保持したまま、いやむしろ増しながら菌(微生物)を死滅させる殺菌技術です。

でもこの技術を体得して商品を開発・製造しようとしても大企業と同じものを商品化したのでは販売力も知名度もない中小企業商品では売れません。どこに特長を出すかです。

その前にぶつかるのが包材ロットと製造キャパシティです。包材の発注ロットが大き過ぎて中小企業が発売計画している商品との噛み合わない、それに機械化を図ろうとすると1ロットの製造キャパが大き過ぎる機械ばかりでこれまた中小企業の製造単位に合わない。

最近はこの2つについては柔軟に対応する包材メーカーや機械メーカーが出現しているのでそういったリサーチも大事です。

そういったことを熱弁していたら、会場の隣の部屋で別のミーティングをしていたところまで聞こえたようでその人たちが会議後、私の話をのぞいて行きました。その中にごぼちで有名なデイリーマームの和田社長と長男の和田専務がいました。

お二人を招き入れたら最後まで私の話を聞いてくれました。最後に和田社長に少し話をしてもらいました。中小企業の商品開発のポイントは「大企業がめんどくさがること、嫌がることを実行することです」と明言しました。

ごぼちは同社が発売する前に大手15社が「ごぼうチップス」で商品開発し、発売していました。そこへの参入する時に「形状を手切りのごぼうの形」にしたことと「天然調味料だけで味付けし商品化した」ことだそうです。気が付いたら15社の全てが消え失せ、同社だけがオンリーワンで生き残っているそうです。
posted by tk at 07:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする