2021年10月16日

顧客のためは本心は自分のため

奈良県月ヶ瀬に仕事で行って、お昼の時間になりました。過疎地域なのでお昼を食べるところがありません。そこで県(府)境をまたいで京都府の道の駅に行きました。

温(ぬる)くて、おいしくなくて、価格ばかり高いうどんにがっかりし、挽回しようと物販コーナーで大福を買いました。裏を見たら我が国最大手のパンメーカーの商品でした。2度がっかりでした。

大手食品メーカーが地域の顔をして商品を道の駅で売ってはいけません。例えば、清涼飲料業界には中小企業が主に製造しているラムネ、シャンメリー等6アイテムは大企業は発売しないという不文律があります。

食品メーカーにはそういったお互いを尊重し合う暗黙のルールはありませんが、あんまり露骨でがっかりしました。正直、「ここまで堕ちたか〇〇パン」と思いました。

マーケティングの世界で我が物顔でのさばっている言葉に「消費者のため」というのがあります。あの演歌歌手が「お客様は神様です」と言ったのを履き違えて、あるいは都合よく解釈して使うメーカーや流通がいます。

ある地方県で会社を大きく育て、大企業幹部も海外企業も学びに来る会社の会長さんが次のように言っています。「暖簾を掛けて手作りされている個人店。同じ事を3軒から言われたら実行。某・大手パン屋さん、コンビニさん、何回言われても対応しない事があります。なぜなら要望が個店さんのように顧客の意見でなく、大量生産、大量販売という自分達の事情による要望だからです。」(ママ) 

まったく、至言です。大手企業は消費者のためではなく、自分の会社の都合のために納入業者や原料業者に無理強いしています。本当に消費者(生活者)・お客様のためならそれは社会的観点からも経営観点から見ても実行するべきです。自らが一時痛みを感じても。それを弱い者に押し付けるのはクズのやることです。

昨日は2つ素晴らしい商品に出会いました。「すっぴん梅 塩分0の梅ピュレ」原料は梅のみです。一切食品添加物を使用していません。それで賞味期限は1年です。なぜ?ここがこの会社のノウハウです。

もう1つは「烏梅(うばい)」です。紅花で赤く染める時の媒染財です。赤がきれいに染まり、かつ定着し、色落ちしない機能があります。明治時代は近隣集落を含めると400の業者がいたのが、今は化学染料と安価な酢に取って代わられ、製造しているのは訪問した会社だけす。

2つとも中小企業分野商品です。この2社の凄さをつぶさに見ました。でもうまく行きそうになるとまた大手が参入するのでしょう、大企業は情けなや、自分で考えろ。
posted by tk at 10:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする