2021年09月01日

お客様はマスではなく個である

「あの人は気が利いている」というのは仕事に関しては最大の誉め言葉です。反対で気の利かない人は仕事ができない。「気が利いている」ということは1つは「仕事が丁寧である」のともう1つは「調整力に長けていることだ」と思います。

その前提として「新規の構想企画力がある」と言うのも必要です。でも構想があっても実行しないと成功しない。成功のために必要なのはこの2つ、要は「気が利いている人」が成功しています。ここで成功すると言うのは有名になると言うことではなく、起業や無から有を創る商売で成功するという意味です。

「仕事が丁寧である」ということは仕事のできる人は仕事を細部まで考え、いろんなパターンを想定して、この仕事に関するあらゆる必要事項を丁寧に作り上げて、かつ実行し、解決して行きます。決して、飛ばさない、ごまかさない、手を抜かない。

かつ、それをお客様の規模で差をつけたりしません。1個買うお客様も1万個買うお客様にも平等に細部に亘り、気配りして応対します。大ロット販売している人が少ロット取引を馬鹿にします。こんな細かい商売はやってられないって。でも大ロット販売で儲かっている食品業者を私は知りません。

JAもホールセラーも巨大量販店もすべてほとんど瀕死の状態です。瀕死の状態のところにものを売っていい気になっている人の気が知れません。

今まで見えなかった小さな業態、こだわりのカフェ、小規模のこだわり青果店、体に優しい材料を探している小規模老人ホーム、年1回でも旬になれば必ず注文するネットのお客様等と絆を作った人が生き残っています。お客様はマスではありません。個です。一人一人の心を掴んでこそ商売は成立します。

もう1つ「仕事のできる人は調整力に長けている」です。人との付き合いが上手です。嘘、方便、お世辞に長けているのではありません。また、ぼろを隠すのに長けているのでもありません。嘘をつかない、正直者、今できる範囲でできることを最大尽くす等こういった人は策を弄しなくても相手を動かす力を持っています。

ここからたとえが悪いですが、日本の政治が質が落ちたのはなぜか?どぶ板選挙で一人一人の有権者の眼を見て、話をして、それを実行する政治家がいなくなったからです。タレント出身の有権者をマスでしか見ていない政治家ばかりになったからです。

マスすら見ていません。テレビに対して頭を下げ、手を振っている輩ばかりです。かってある政治家が言っていました。自分が訪問して、握手して、話した人以上の数の票は出ないと。


posted by tk at 07:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする