2021年08月12日

平穏とは流れに身を任せること

結果がどっちでもよいのが一番いいです。どっちに転んでも大きな影響はないというのが。孫子は「戦わずして勝つ」のが最上と言います。一般的には我々は「先手必勝」と教えられています・

元アメリカ大統領フーバーの回想録の解説版を読んでいますが、「日本がアメリカを攻めたのではなく、アメリカが執拗に日本を追い込み、日本がアメリカと戦わざる得なくしてしまったから、それがルーズベルト大統領の戦略だった」と書いてあります。だから、「軍国主義で悪者」とアメリカ史観で教えている太平洋戦争の歴史教育そのものを日本が見直すべきだと。

常に戦いは勝ち負けの判定をします。判定をするのは審判員ですが、一般的には勝者のルールでの判定です。いや、ルールすら後付けです。後からルールを作っています。社会の言葉でいうと「勝てば官軍」です。

沖縄空手では「空手に先手なし」と言います。攻撃しないということです。これは「こっちからけしかけない、攻撃されたらやむを得ず、自分を守るために戦う」と聞こえますが、私の勝手な解釈は別です。

「勝負に勝っても負けても負け、勝ちはない」という意味に取っています。負けとはこっちが負けたと思った時に負けです。こっちが負けたと思っていなければむしろこっちの勝ちです。

その精神の根底にあるのは精神力の強さ?でもありません。食と農の世界にいるといろんな人がセミナーや相談に来ます。農業をやりたい人が増えています。

なぜ?の問いの答えに一定の数あるのは「自分はかって投資や金融の最前線にいた。年収は20歳代にして数千万円あった。しかし、その日々の中で疲れ果てて、病気をしてしまった、それで心が和み、家族と一緒になれる農業をやるんだ、お金は一生分くらい持っている」です。

人生はそれぞれなのでこの生き方も立派です。でもこの人まだ戦っているなと思います。この気持ちでは永遠に戦いのない世界には行けません。

真の心の平穏は勝ち負けのない世界に自分を置くこと。永遠の平穏とは流れに身を任せること、体の力を抜いて、頭も空っぽにしてどこに行くかわからない流れに身を委ねること。

昨日から引っ越しのための段ボール箱詰めが始まりました。起業して29年にして5回目の引っ越しです。若いスタッフの足手まといにならないように老兵も自分の分だけは自分で責任を持って箱に詰めています。6回目の引っ越しの時は自分はどうなっているか?誰もわからない。

posted by tk at 07:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする