2021年08月01日

興味と直感、見切り千両/七息思案

大企業にいると、少なくとも私がかっていた大企業では決断しない方が出世していました。評論家に徹していれば部長までは昇格していました。日本一のいや世界一の食企業の評論家集団でした。

その会社の先輩(この方も評論家ではなかったので部長になれなかった)が色々よい言葉をメール等を通して教えてくれます。「見切り千両」言われるとわかるけど知りませんでした。当社の飲食部門を昨年11月で閉店したのは今考えると見切り千両でした。それで新ビルに移転も可能になりました。

今日もメールが来ていました。「七息思案」です。「葉隠」の中にあるそうです。「葉隠」は何も「武士道とは死ぬことと見つけたり」だけではないんですね。かって私も読んでいますが、また読みたくなって来ました。今、私は再び「葉隠」を必要とする局面に来ています。

「七息思案」は「七息する間の決断」だそうです。慎重は迷いである。「分別も久しくすればねまる(腐る)」直感って大事ですね。直感を磨くために「葉隠」もある。

歳を取ると今までやったことのあることは人に差し出がましく口を出すくせにやったことのないことは先延ばし、先延ばしで手を着けられません。若い人の方が未経験にスムーズに入って行って、難なくクリアします。

経験を活かしてと言いますが、年寄りの経験したことなどそれほど活かす場はありません。世の中はどんどん進化しているし、変化している。不透明に向かって、予知せぬ世界に向かって進んでいます。過去の経験など何の役にも立ちません。

私の同世代で一流企業のトップやトップクラスまで出世した者でその後もその名声と能力を発揮している人間はほとんどいません。辞めたその日からどんどん劣化して行きます。

生き残っている、あるいは輝いている者は現役時代からの趣味や得意や技術を活かしている者です。地位ではなく、能力です。

じゃあ、お前は?と言われます。コンサルになって食と農に舵を切りました。食と農の時代を予見していたのもありますが、それ以上に興味があり、農家出身で食品メーカー出身の私にとって食と農の世界は大変楽しい世界でした。

折からの6次産業化の波に乗り、30年近くやっており、この業界では老舗になりました。当社はこの「6次化」をコンサルに加えて当社の実業にしようと向かっています。会社ビルの中に食品加工場をつくるのもそのためです。

併せて昨日も書いたように私はもっと興味のあるさらに奥地、さらに源流、つまり里、木、森林、川、森の世界に踏み込もうとしています。「里、木、森林、川、森を活かしたビジネス、ライフスタイル」の世界です。熟考したわけではありません。興味と直感です。

生まれ故郷糸島(今の糸島ではない)の60年前の原風景が私を呼んでいるのかも知れません。そう思って見渡すと仲間も人脈も教えを乞う先達もたくさんいます。私が過去にやってきたことも活かせます。



posted by tk at 08:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする