2021年07月23日

せめてできる恩返しをやる

当社が入っているビル(もうすぐ新しいビルに引っ越しますが)にエステと肉体美のトレーニング会社が入っています。事務所と施術をする場が違うようでお客さんが来るとトレーナーがお客様と一緒にエレベーターに乗り込んで来ます。エステは女子が白衣的なウエアを肉体美の方は男子がムキムキをアピールするトレーニングウェアを着用しています。

このビルに入居している会社の人々はエレベーターで一緒すると目礼程度の挨拶をします。しかし、この会社だけは目礼しても無視、それどころかお客様と一緒に乗り込んでくると我々を横に押しやって異常なまでのお客様への応接をします。いつも不快になります。(ただし、この会社、コロナのせいか?最近は経営不振のようでトレーナーもほとんど見かけなくなりました)

肉体美をウリにしている会社のトレーナーが精神美の精神はまったくない、上っ面のビューティーと上っ面の筋肉美、人間としては最低です。肉体美と精神美は一体でしょうに。かって三島由紀夫がそれを追求した。

あるいは文武両道もその精神です。私は空手をライフワークとしてやっています。この武道の世界にも人間性を疑うような人もたくさんいます。自分だけがよい、昇段だけが全てだ、段を授けてくれる組織のトップしか見ていない。

私もそうですが人間は若い頃は俺には才能がある、能力がある、もっと世の中に認められてよいと思っています。しかし、この年齢になると自分の欠点、能力不足、ある意味嫌な点、例えば卑怯なところや弱いところがいっぱい見えて来て気になります。

振り返ると不遇の中で苦しんでいた人や逆境の中で必死に生きていた人や不当な境遇の中で生きている人に対して、見下しながら、見て見ぬふりをしながらやり過ごしてきたこともいっぱいよみがえります。心の中では「情けないぞ、鳥巣研二」と叫んでいます。

今でも思い出します。30年前のあの灼熱の夏にリサイクルセンターをから買って来た安い中古の机やいすをとても事務所と呼べない津田沼の狭いマンションにたった一人で運び込んだ日の事を。あれが第2の人生の原点でしょうに。

人間は多くの人が育ててくれ、助けてくれています。だから今自分が生きていられる。ようやく恩返しをと思う頃にはその人は近くにいません。どうやって恩返しをすればよいか?若い人、それも今の境遇の中で必死に戦っている人に向けるべきでしょう。

私を助けてくれた人もまだ60歳代の人もたくさんいます。会社の定年を迎え、これから新しい世界に飛び込む人もいます。その人達に自分でできる恩返しを精一杯すること。それが残っている人生の活動の1つでもあります。
posted by tk at 08:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする