2021年07月20日

雑穀・赤米・黒米・スペルト小麦等の時代

長野県木祖村は山の中にあります。森林の面積が9割を超え、平地は7%程度です。森林は国有林、村有林もありますが、2割程度は私有林です。私有林は所有者がほぼ誰も管理していない荒れたままの森林です。

この森林を災害から守る、そして可能であればその木材や林産物を経済資源に変えようという活動も出て来ました。2024年から森林環境税として国民1人当たり年間1000円の徴収も始まるそうです。

米が過剰で価格が下落しています。ずっと、甘酒等加工用の需要等で安定していましたが、生産過剰に陥っています。JA新聞がコメの需要喚起キャンペーンを張っていますが、机上のきれいごとばかりです。

米は第1回東京オリンピックの開催された昭和39年頃まで不足状態で政府も豊かさを求めて収量アップと食味アップで米の品質・生産レベルは世界的にも敵なしの域にまでなりました。しかし、気がつくと食べる人が減ってしまいました。

最近は人様の食糧を余っているから家畜飼料に回そうという運動も盛んです。家畜の食べている米の方が補助金が出るので農家の実入りはよいといった本末転倒が行われています。

一方では雑穀が大人気です。引っ張りだこです。道の駅きそむらも雑穀は販売するとあっと言う間に売り切れてしまいます。えごま、アマランサス、もち麦、もちきびはもちろん、ひえ、あわまで売り切れてしまいます。

木祖村の農家も狭い区画(1反足らず)の水田に米を植えています。田植えも2条植えの田植え機が行います。田植え機は乗用8条植えや10条植えが主流になっているのですが。木祖村のような中山間地域の狭い農地には狭い農地用の農業機械があるものです。

しかし、最近は木祖村も米を作らなくなってきました。現在は多くはそば畑に転作しています。白い見事なそばの花が一面に咲いています。そしてそこに需要の高い雑穀を植える試みを開始しました。それで昨日は木祖村を訪ねました。

今年度の農水省の中山間地域事業で当社がその栽培可能性と市場性と採算等を調査します。この他には糸島市では赤米と紫米を加工需要に向けてお菓子等の受容性を、また三重県のN市では加工専用古代麦スペルト小麦の栽培可能性を調査します。

園芸作物や畜肉だけではなく、米麦も「豊かさとはカロリーアップよりもカロリー減」、「健康づくり、長寿は食べ物から」の傾向に合わせる時代が来ています。


posted by tk at 08:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする