2021年07月10日

オリパラショーは誰のために?

「中小企業の一部倒産もやむを得ない」と国会で発言したということで池田元総理は大バッシングを受けます。昨日、4度目の緊急事態宣言をした菅総理、西村大臣は「飲食業のすべてが潰れてもやむを得ない」と思っているのでしょうか?そういえば前の東京オリンピックの時の総理は池田総理でした。でも彼はついていた、東京オリンピック大会をちゃんと成功させました。

その当時オリンピックはスポーツの祭典と言われながらも米ソの冷戦時代の国威発揚の場でした。ナショナリズムの凝縮でした。お家芸柔道がオリンピック種目に入れられ、無差別級で神永選手がへーシングに敗れ、金メダルが獲れなかった時は日本中敗戦以来の悲しみでした。

一方で女子バレーボールを金メダルに導いた鬼の大松監督は国会議員になりました。マラソンの銅メダルの円谷選手は次のメキシコオリンピックに病気で出場できずに自ら命を絶ちました。

ロスオリンピック頃から急にオリンピックがショー化しました。国威発揚よりもスポンサーのアドバタイジングの場になりました。米ソの冷戦が終わったから。オリンピック出場選手も企業スポンサーのひも付きになりました。「アマチュア精神に則って」などちゃんちゃらおかしいです。

このコロナ禍下で1年延びた東京オリパラが始まります。日本でも世界的ブランドを持つ企業がスポンサーでひしめいています。スポンサー企業には食品のような生活財を製造販売している企業や生活財を個配する運ぶ宅配便企業等が名乗りを上げています。

これらの企業は巣ごもり現象で史上最高の収益を上げている企業もたくさんあります。国民の不幸はわが社の繁栄になる企業。火事場泥棒と言っては言い過ぎですかね?

しかもこれらの企業がオリンピックのスポンサーであることを知ると消費者は複雑な気持ちになるでしょう。それどころか、不買運動を起こしたくなるのでは?そこまで行かなくてもブランドイメージアップどころか、ブランドの失墜になりかねません。

選手も哀れです。スポンサーのお金をもらって養ってもらっている奴隷です。何も発言できない。単なる宣伝用の使い捨てです。メダルと獲ればヒーロー、ヒロインとしてのスター、タレントの座が待っています。しかし、それはごく一部の天才と僥倖の世界です。

無名で黙々働いて、働いたお金で生活している我々99%、いや限りなく100%の人間がまともな人間だと思うのは私だけでしょうか?

posted by tk at 07:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする