2021年06月27日

現地の3倍の価格、そのからくり

鹿児島県出身で、東京で編集の仕事をして現在は沖縄県北部の離島に移住して「クバ」の葉でかごや生活雑貨を製作している女子から「今週から日本橋で展示販売をします」と連絡が来たので行きました。

拙著「農と食ビジネスへの転身」には彼女を登場させたかったのですが、コロナのあの時期、あの島に取材に行くことが島民感情を逆なでにし、彼女の立場を危うくすると判断したので断念した経緯があります。

新刊発売日に案内をしたら彼女は買ってくれました。その気持ちは嬉しく、今回は返礼の意味もあり、初日に伺いました。時期柄、製作者はだれも来京しておらず、彼女の姿もなく、商品が展示され、販売されていました。

彼女の工房は私は3回程度訪ねています。1度は彼女がその工房で開業したての頃でした。その時に作品がとても素敵で買いました。そしてびっくりしたのはその作品の出来栄えからするとあまりにも価格がリーズナブル過ぎるということでした。それを感激のプライスと言っていいのか?迷いました。

昨日の展示品は同じ価格で彼女は出荷しているのですが、小売価格が3倍です。今度はこれを高過ぎるというかリーズナブルと言うか?この即売会を企画して販売しているお店は輸送費や企画費等のコストがかかりますからと答えるでしょう。

それを加味しても高い。東京の一等地ということでこの主催企業が利益を取り過ぎです。ではどのくらいなら許容できるか?現地価格の2倍まででしょう。

現在は有名百貨店はすべてテナント業になっています。不動産業です。一等地の店舗に今、元気なお店を誘致してそのショバ代で食べています。有名百貨店の商品政策は?マーチャンダイジングは?シーンの創造は?何もありません。あこぎな不動産屋です。

レストランもそうです。当社も昨年まで経営していましたが、賃料に売り上げが追い着きません。大体、1,000円のランチを食べると300〜400円のショバ代を食べていると思ってもらって結構です。だから、都会の食が一番まずいと言うのは正しい評価なのです。それを破壊しようとレストラン業を思い立ちましたが今のことろ敗北しました。

もっと酷いのは主要鉄道駅のショッピングモール、空港のお店のテナント料等。これらのオーナーは鉄道会社と航空会社です。公益性のあるオーナー企業が税金等で建てた建物の中で暴利を貪っているのだからおかしな話です。そしてそこがお上やオーナー企業の天下り先になっているのですから。日本の都会は土地や物件が自己所有でないとビジネスは成り立ちません。

地方は?この状況だと国民は自分の食料と自分の健康は自分で確保するしかありません。だから農業が元気になって来ました。私みたいな現代医学の薬依存しない元気な高齢者も増えて来ました。

農業をやる人に積極的に不耕作農地を開放するのはよいことですが、農転かけて転売して、あくどい商売をしようとしているハゲタカとハイエナとクズどもがうようよしていることも忘れないで下さい。




posted by tk at 08:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする