2021年06月23日

里山、森林そこに行き着くのかな?

我々は「たけのこ」とは言わないで、「もうそう」と言います。「もうそう」とは「孟宗竹」のことです。俗にみんなが「たけのこ」と呼んでいるものです。

九州は竹林が多いです。勝手に繁殖して行きます。九州の知人が友人の竹林で「たけのこ堀り」をやるというので参加して、黙々とたけのこを掘っていたら「鳥巣さん、じょうずかね」。

「当ったり前たい」少年時代どれだけうちの山のたけのこ堀りをしたことか?「根元に鎌・鍬を打ち込んじゃいかんばい、地中5〜10pをめがけて打ち込むったい。それでちょうど根元の付いた立派なたけのこが掘れるったい」と講釈を垂れながら。

昨日のJA新聞に糸島でボランティアで竹林整備で国産めんまをつくっている日高栄治さんが載っていました。トップに写真入りで掲載されていましたが、厳密には日高夫婦です。奥様もご主人と夫唱婦随で2人でやっています。竹林の荒廃が酷く、このボランティアの輪は35府県に拡大したと書いてあります。

昨日、知人が前東大教授で現在森林関係の社団法人会長に就いている先生を紹介してくれました。専攻は森林学、林業です。話は逸れて、紹介してくれた知人も東大卒なので、「どうですか?最近の東大の学生は?」と聞くと「ほとんどが東大入学までの人、それから先、世の中を甘く見るので、急激に劣化する。しかも、最近はどの予備校に行くかで東大に入れるかが決まる」

その先生がいろんな面白いことを教えてくれました。先生が会長を務める社団法人は木を伐採した後の木くずをペレットやチップにしている企業の集まりです。いわゆる木質バイオマスエネルギーです。

ヨーロッパは伐採後の木くずを燃やし、そのスチームで発電して、個々の家庭が使用する。ヨーロッパの人は住民が自分たちのためには自分たちがお金を出すそうです。のに対して日本は「電気を高く買います、木質バイオマス発電やりませんか?木質バイオマス発電はお金になりますよ」の世界です。

日本は雑木林のばかりですが、先生がおっしゃるのにはそれは「宝の山」です。逆に人工林は1000万ha、国土の1/4は植林されています。その植林率は圧倒的に世界ナンバー1です。

戦後の日本の工業の礎になったのは信州カラマツです。京浜工業地帯の工場建設地に打ち込んで土地を強固にした、また炭鉱の坑道の坑木も信州カラマツです。そのために信州カラマツは北海道で植えられ、北海道炭鉱で使われました。

その話を今の学生、しかも林学専攻の学生にすると「石炭って何ですか?練炭って何ですか?炭って何ですか?」だそうです。また、薪(まき)割りが少しずつ復活の様相です。薪も薪にしなければ単なる雑木林の木です。薪にすると1u当たり1万円の有価物になります。

また先生が「黙々と木を植える。それは座禅と同じです。心が無になる。爽やかな汗が出て来る」






posted by tk at 06:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする