2021年06月14日

いつまで今の農業政策が続くか?

田植えはもう大半は終わったのだろうか?最近は兼業農家が多く、しかも大型機械で田植えをすればあっという間に終了します。たいていが5月のGWにやります。5月GW2〜3日のために農家は高価な田植え機を所有しています。

それは稲刈りのコンバインにも言えます。日本の農家はお金持ちです。兼業農家はサラリーマン所得を家業の農業につぎ込んでいます。兼業農家のサラリーマン所得が日本の農業を支えて来たともいえます。

が、いつまで続くか?「定年帰農」という言葉が流行り出したのは20年位前からです。兼業農家の長男はサラリーマン定年退職後は家業の農家をやろうということで実際は生産する人は若干は増えました。しかし、それでもその人達も80歳に達しています。

今年(2021年)の米の作付け意向は減少しました。最近、ずっと米の消費縮小が続いています。「意向」というと農家の意向のように聞こえますが、米の買い上げ意向と書いた方が適切かも。米価に国は直接介入しませんが、作付け面積等で需給バランスが急激に壊れないようにしています。

一般的に米というのは主食用米、加工用米、備蓄米、新規需要米(飼料用、米粉用等)があるそうです。今、消費が縮小しているのは主食用米です。今年レベルだと6万7000ha作付け分が過剰のようです(日本農業新聞5月27日)。

それを今、言われてももう田植えは終わっています。秋にこの量の米がいっぺんに市場に出ると米は暴落を起こします。それで有能な政策立案者はこの用途別を利用します。

大半は主食用米ですが、過剰が予測される分を飼料米として買い付けます。そして主食用米の買い付け価格を家畜の餌である飼料米の方が高くすれば、米は飼料米に流れ、今年の秋に過剰共有される主食用米の生販バランスが取れます。

では元々必要としない分が一気に回って来る飼料米はどうなるのか?飼料用米への転換交付金等の対象になり、主食用米を生産するよりも飼料米に出荷した方が実入りがよいという結果になります。

先週、日本一、伊達政宗公の治世の最高傑作と言われる大崎平野の土地改良事業の行き届いた1枚1ha(中には3ha)の水田を見ながら、日本の農業はこれからどうなるんだろう?とひそかに実家の水田を思い出しました。
posted by tk at 07:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする