2021年06月08日

「作る」より「創る」

当社は「加工特産品開発を支援すること」を重点に仕事をしています。ということはその原料に関する支援も必要なので農水産業とのつきあいも増えて来ます。また、売り先を教えてくれ等の要望も高くてその紹介等も多くやっています。

特になかなか売れないので「販路支援」の要望は強いです。しかし、そう簡単に売れるようにはなりません。販路先の候補になる大手小売業には全国の地方自治体の事業で数千の加工特産品が持ち込まれています。

当然、大手小売業も客商売なのでけんもほろろに断ることはしないので商談まで行かない面談や交通費・宿泊費付きの現地視察には行きますが、それを持ちかえり、仕入れする検討がなされることはほぼゼロです。

なのになぜその愚行が繰り返されるのか?事業に販路開拓の予算が付いているからです。また、事業獲得のために手を挙げたコンサル企業がそれを提案するからです。

結果からいうと既存の流通に新しい商品を売る力はありません。特に大百貨店は「しょば貸し業」、「大家さん業」で息をついています。巨大量販店も数を売らないと経営が成り立たないので、既存商品をいかに安く仕入れるかだけです。

どうすればよいか?そんなところに売ろうとする行為を止めることです。既存流通とのマッチングや連携は言葉の遊びにしか過ぎません。人に売ってもらおうなんて考えないで「自分で売る」、「自分で流通を創る」ことです。

自分で流通を創ろうとすれば当然売る商品が必要になります。それがどこにでも売っている商品なら、また売る価値がありません。ないものを売らなければなりません。すると次は「新商品開発」です。「商品を創る」です。

魅力ある世にない加工食品を開発するために当社は「地域連携」、「LOCAL TO LOCAL」を提唱しています。当社はもうすぐ創業30年です。全国の農水産業者と直でつながっています。それを活用すれば戦わずして勝ちます。

つながっているのは商売だけでなく、人間同士の「同志」としてつながっています。このネットワークは当社の財産です。資産です。この資産をフルに使った新商品開発をすればよいだけの話です。

ポイントは地域の特産性の強い農産物を原料にすることです。これは大手流通業は数量が少な過ぎて相手にしません。まさにそのマーケットを創ることです。
posted by tk at 06:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする