2021年05月28日

種まきから収穫、最後は手の数である

青森県東北町にやって来ました。昔はずいぶんこの町で仕事をしました。在来の東北本線の乙供駅と上北駅があります。東日本大震災が来る4ヶ月前、今から11年前に東北新幹線が新青森駅まで延伸され、開通しました。

人の流れが変わりました。東北新幹線の延伸で八戸から青森に行く途中には新幹線専用駅七戸十和田駅ができ、みんなそこで乗降するようになりました。七戸十和田駅周辺は賑わい、在来線駅周辺はさびれる一方です。それでも新幹線延伸前からある在来線駅周辺のお店で頑張っているところもあり、懐かしさが込み上げました。

東北町は大農業地域です。主力作物はだいこん、ごぼう、ながいも、にんにく等地中の作物の大生産地です。もちろん、米作もそうですが。地中の作物が多いのは夏のこれからの時期オホーツクから冷たい風(やませ)が吹いて作物の成長を阻害するので地上に顔を出す作物は生育がよくないからです。

しかし、にんにく、ながいもは周年作物ではありません。当然、畑を休ませる時期があります。そこに最近は輪作、裏作でキャベツ、白菜栽培が盛んです。特にキャベツはカット野菜の優等生で野菜カット業者や中食業者からの需要が高いようです。

しかし、キャベツや白菜を栽培し、生産量も増えて来ると人手がかかります。特に定植と収穫という始めと終わりが一番の大作業です。当然、機械化を必要とします。それをどうやって解決するか?

輪作・裏作作物は昔はだいこんでした。それがキャベツに代わっているのは食卓メニューの変化です。煮物よりもサラダをよく食べるということです。和食よりも肉料理が増えていることです。

農家からしても大根は収穫して水洗いして初めて等級が決まります。キャベツだと外見でで外の虫食い等がわかり等級づけが容易なので、業者からのクレームもほとんどありません。選別(選果)作業も楽です。

しかも大根は段ボール箱詰めで市場に出荷されます。キャベツは加工業者に行くので発泡スチロールにバラ詰め出荷で発泡スチールは何度も使えます。

大根は市場出荷が多く、相場に左右されます。それに比べてキャベツは加工業者との年間契約なので生産した分は全て引き取られます。しかし、その反面、カット野菜は低価格で、儲からないという悩みもあります。

一番の悩みは農業をする人が減少していることです。プレーヤーがいません。昔はいかに売るか?が悩みでしたが、現在はいかに作るか?になっています。外国人技能実習生も大いに受け入れていますが、このコロナで各地奪い合いのようです。

彼らは3年の実習期間に祖国での一生分の生活費を稼ぎに来ています。他のところで1円でもお金を多く貰えれればそっちへ行くっといった問題も抱えているようです。

一方では廃農を考えていた農家が技能実習制度をうまく活用するで子供への後継がうまくいって農業を発展させている例もあるようです。
posted by tk at 07:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする