2021年05月11日

究極のコンサルは自分を不必要にすること

コンサルの仕事は「人づくり」だとしみじみ思います。コンサルは「人をつくってなんぼ」の世界です。知識ノウハウを教えることも大事な仕事です。しかし、これだけでは仕事をしたことになりません。

弁護士、公認会計士、税理士、弁理士、司法書士はこの方々しかできない業務が決められています。一般人がやれないこの業務を代わりにやってあげて仕事になり、対価を得ます。

しかし、コンサルはやり方を教えるのが仕事です。コンサルの最高の実績は「クライアントが自分でできるようにする」とことです。顧問コンサルと称して長年に亘り、顧問先企業からしゃぶっている人もいますが、私はそれは外道です。

「仕事が終われば速やかに立ち去る」これがコンサルです。あとは育てたクライアント先の経営者や若手がじぶんでやればよい。コンサルの最高の勲章は「何回、自分の首を自分で刎ねたか?自分を用なしにしたか?」です。1000回首を刎ねれば1000の企業やクライアントにお役に立ったということです。

昨日はその成果の代表的なところを訪ねました。数年前に農家のお母さんの加工特産品セミナーから始まり、お母さんたちが自分たちでできるような指導・コンサルを3年行いました。

この町の道の駅は人気道の駅ですが、そこの一角を彩っている地ドレッシングはその時に教えたものです。今でも15軒位の農家のお母さんが製造出荷しています。

この道の駅の副支配人でかつ食品加工センターのセンター長も当社のセミナーの受講者です。JAに勤めていましたが、道の駅・食品加工場の設立と共にここに勤務しています。

うちで教えた技術をもとに彼がプリンをつくり、これが大ヒットします。町民から私も作りたいと希望があり、ある豆腐屋さんは豆腐のプリンを作りたいいうことで、彼は共同利用加工所で豆腐のプリンのつくり方を教えます。これが道の駅でまたまた大ヒットして、この豆腐屋さんは自分の敷地に自前のプリン製造所をつくり、大いに繁盛しています。

昨日、この人に農業関係の新しい企画を提案しに行きました。一緒に行ったメンバーも振り返ると10〜20年前の私の教え子、セミナーの受講生です。

最近、何か仕事を提案する時にコンサルメンバーを編成します。そのほとんど全員が私の教え子で、かつそれぞれその人しか持っていないノウハウを開示して、クライアントに手取足取り教えてくれます。

当社は貧乏会社ですが、唯一、世に誇れるのは全国に私の教え子がおり、彼らが自分の技術ノウハウを惜しみなく私やキースタッフ社に提供してくれることです。

posted by tk at 07:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする