2021年05月08日

わかり易く伝えるのは至難

この連休中もせっせと事務所に通っていました。1Kの貧乏長屋はWIFIも引いていないし、空手の稽古するスペースもありません。あるのは敷いてある万年ふとんと最低レベルのキッチン用具です。

ここに戻り、下手な自炊の下手な料理を食べると横になりたくなって万年ふとんにごろん。10分以内にはもう眠っています。東京にいる時はそれの繰り返しです。だから何かをする時は事務所に入り浸っています。

この連休も入り浸っていました。ある地方自治体へのコンペのプレゼン資料を作っていました。1週間以上かけて作成するほど高額のコンペでもないし、受注してもその後、苦労するのが目に見えている事業です。

何故、ドツボに嵌ったか?テーマが「特産品開発」、「農産加工食品開発」です。私はこの事業に関する本を3冊も書いています。自分で言うのも何ですが分かり易いと好評でどれも1万冊以上売れているし、今でも3冊ともアマゾンで販売しています。

しかし、本は200ページという自分の舞台あるいは土俵があります。200ページも?ではなく、著者は書けば何ページでも書けます。それを優先順位をつけて200ページに凝縮、押し込んでいます。

さらに本だと買ってくれる読者は「特産品開発」、「農産加工食品開発」に関心の高い人、携わっている人達です。わからない箇所があっても何度も、何度も読んでくれるし、私に直接質問してきます。

今回はある地方自治体でのプレゼン、しかも時間は20分、資料はパワポで5ページ以内くらい。審査員はいずれも「特産品開発」、「農産加工食品開発」の知識も経験もない公務員です。

しかもプレゼン資料のパワホを私は使いませんというより使えません。それでパワポ資料は作れるけれど、「特産品開発」、「農産加工食品開発」の知識の浅い当社スタッフに作成してもらわなければなりません。そのスタッフの勉強のためといえば大義も立ちます。

いやはやこの一連の作業・業務がいかに大変か身に沁みました。講演しろと言われたら正直100時間でも私は講演できます。それを20分でしかも5ページ程度のキーワードだけで知らない人に納得いただくようにプレゼンするのは神業です。

止めてもよかったのですが挑戦しました。これの「体系化」までは私の仕事だと思いました。ようやく、自分なりに一応納得のいくものが見えてきました。しかし、このコンペで勝つ見込みはありません。

このテーマに無知の業者がコンペ参加して、プレゼン用に教科書的にキーワードを並べただけの資料で、教科書に書いてある模範解答をしゃべれば、やっぱり、審査員がそれを評価するでしょう。

本当はそれを実現するコンサル支援が一番大事なのですが。コンペは受注後の実行力よりもコンペプレゼン上手の時代になっていますが、嘆いてもめしが食えません。67歳、新たな挑戦に挑んでいます。

そして人にやらせる職業だから苦しむ、最終のゴールは自分で特産品や農産加工食品を開発して販売する事業を起こすことです。そう思うことで気が楽になりました。



posted by tk at 09:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする