2021年02月26日

転身しない人は今が幸せだから?

「農と食ビジネスへの転身」に登場する22のカップル・掲載者を私は「今がとても幸せ」と書いています。今がとても幸せということは、それ以前は不幸、悲惨であったと言うことです。

転身前の状態が幸せであれば誰もそこから脱出しようとは思いません。むしろ、その幸せが長く続いて欲しいと思います。そうじゃないから新しい世界に挑戦します。

私のサラリーマン生活はどうだったか?ずっと入社した会社に勤めたかったです。しかし、会社のスキャンダルに巻き込まれて、しかも被害者なのに加害者にされて会社を去りました。新しい世界に飛び込まざるを得ませんでした。

今、振り返るとサラリーマンで定年まで勤めるか、今のように起業した方がよかったか?もちろん後者です。でも私のような人間は例外です。

いい加減なことは書けませんが家庭内バイオレンスに苦しんでいる人が多数います。抜け出せばいいのに脱出できない人もたくさんいるそうです。なぜ?暴力を振るう相手が優しさと暴力を繰り返しているからだそうです。優しい時もある、これが抜け出せない自己肯定になっているそうです。

多くの人が巨大流通に買い叩かれると嘆きます。じゃあ、巨大流通に売らなきゃいいのに、相変わらず売っています。巨大流通は俗に言う大企業で名前が売れているので、売っている側も「うちあそこと取引しています」と自慢します。それじゃ永遠に抜け出せない。

また、JAに出荷している農家はJAに出荷すると儲からないと愚痴の合唱です。でもせっせとJAに出荷します。買い叩かれても、相場が下落しようが、既存流通から出ようとしない。

そう言っているうちに農業は弱体化して、耕作する人がどんどん減っています。農水省だっていろんな施策を打ち出すのに、農家も地方自治体もJAも現状に甘んじて新しい取り組みができない。自業自得です。

私の本に出て来る人はそれに見切りをつけた人です。中に「+1」で私のことを書いています。米の消費が減り、かつ高度成長で物価が高騰する中で、相対的に価格下落する米農家では食べていけないと判断した親父の「脱農家作戦」だったと書いています。そしてそれは成功しました。

現状の中で不満を述べながらもそこから動こうとしない人、それはきっと幸せにはなれません。
posted by tk at 09:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする