2021年02月21日

積小為大という名言を知った

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」と言ったのは大日本帝国海軍連合艦隊司令庁長官の山本五十六大将です。これを言ったのは私のような小規模零細企業の経営者ではなく、当時の日本の大組織のトップです。大組織のトップでも「一人一人を丁寧に育てよ」と言っています。

では次の言葉。「積小為大(せきしょういだい)」実はこの言葉は恥ずかしながら知りませんでした。二宮尊徳のことばだそうです。原文は「小を積めば、則ち大となる」だそうで、意味は「小さなことを積み重なって大きなことになる。だから、大きなことを成し遂げようと思うなら小さなことをおろそかにしてはいけない」だそうです。

教えてくれたのはJA全農副会長の乗富幸雄さんです。JAグループの職員数は20万人です。まさに日本有数の大組織です。そのトップからこの言葉が出ました。

企業が投資のお金でM&Aを重ねて、大きくなっていくのが現在です。自分が成長して大きくなっている例はほとんどありません。買収による成長です。

会社を大きくするのは人材です。それが死語になり、会社を大きくするのは買収資金になりました。アメリカ式経営です。人材育成はありません。人材ごと買収です。人材も含めて買収金額が決まります。

でも一番大事なのは企業も人も育成です。育てるということです。商品もそうです。育てなければ売れません、それ以前にまずつくれません。そして、できた1個のものを、1個買ってくれるお客様に売ることから始まります。

いや、違いますね。始まるのではなく、ずっと「1の生産販売と1の購入消費」の積み上げが売り上げになっていきます。それは1億個売れるようになっても1の積み上げの1億です。これを日本人は忘れてしまった。

農業衰退というけれど、地方に行けば、里山に行けば、中山間に行けば、数は少ないけれど魅力的なものがたくさんあります。野草は薬草になります。耕作放棄地に植えた菜種は素晴らしいオイルになります。

これがわからんのですよ、消費者も、生活者も、ある意味、農家も、地方行政機関も。「積小為大」なんだけどな。

posted by tk at 08:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする