私は仕事で田舎によく行きます。毎日、ブログを書きます。このブログはどのホテルもWI-FI環境のあるので端末を開いて書きます。16年毎日やっています。昔は携帯電話回線で書いた記事を送っていました。
携帯が入らない地域や電波が弱い地域が日本でもたくさんあり、電波が入るエリアに行った時に送信していました。今はどんな辺鄙な地域に行ってもその悩みは消えました。便利であることが当たり前のことになりました。
地域の過疎化が深刻です。昔は公害等による都市の環境破壊が深刻でしたが、今は過疎化による田舎の破壊、消滅が深刻です。前者は攻撃的な破壊、後者は自然現象の中での破壊、実はこれが一番厄介。手の打ちようがない。
若者の都会志向は相変わらず、根強く大学も定員割れしていないのは都市部の大学だけです。昔のような青雲の志の立身出世型の若者はあまりいなくなりましたが、都会志向は相変わらずへ強いです。
一方で都会には田舎志向の人も増えています。田舎生活に憧れている人もいます。田舎出身者にはそんな人はほとんどいません。田舎生活に憧れている人は都会育ち、両親も都会育ちという人が多いです。
田舎暮らしをするための移住をする時は2つの要素が必要になります。1つは暮らしていけるだけの所得の確保です。もう1つは都会生活と同じくらいの便利な生活インフラが整っていることです。
後者は近くにスーパーがある、医者がいる、ちゃんと宅配便が届く、それこそWI-FI環境が整っている、リモートで仕事ができる等です。これは国の方針とも相まって進んで行きます。
しかし、基本の「所得確保」これが大変です。誰かが仕事をする与えてくれるわけでもない、仕事を創り出す力があるかどうか?これがないと田舎で暮らすのは不可能です。
どんなことを仕事にできるか?その前にどんな仕事のネタがあるか?どんな地域資源があるか?それをお金に変えるのにはどうしたらよいか?もちろんSDGsを理解した上での活動も必須になります。
そんな議論を昨日は糸島のある中山間地域の集会場でしました。私の新刊「農と食ビジネスへの転身」に登場する22の人生のなかに大きなヒントがあるような気がしました。