2021年01月11日

お前の母親は誰?と聞かれたら今の母

人間に興味のある私は人間そのものを見つめています。農家に会っても、なぜこの人は農業をやっているのだろう?なぜこの人はこの作物を作っているのだろう?と関心があります。

6月頃から取材を始めて、出版しようと思っていた原稿が最終校正に入りました。出張先に持ち歩き、赤ボールペンで最後の誤字脱字をチェックしています。こんなことは相当好きでないとできません。

また、ナルシストでないと。何度、読み返しても面白い、誰だ、書いたのは?くらいの自惚れがないと本は出せません。タイトルを決めました。「食と農ビジネスへの転身」〜移住、転身、帰郷、転職、異業種参入、再起の時〜です。

へこ帯は「今がとても幸せ 食と農の22+1の生き方」です。私が取材した22名(組)の人生を書いています。プラス1は自分のことです。最初の8ページは自分の生い立ちを書いています。

昨日、我が故郷の筑肥線に乗りました。実家には行けませんでしたが、車中から実家が見えていました。母とは東京から3日前に電話して「お年玉を送ったばい、ところで幾つになったと?」と聞いたら、元気な声で「明日で89歳」と答えました。

「お年玉を送った」を急遽、しまった、「誕生祝いを送った」に変えようか?と思いましたが、口にした後の祭りでした。「100まで生きるな」とお世辞のつもりで言ったら本人も当然そのつもりだと言った口調でした。

私の生母が亡くなったのが私が12歳の時でした。その翌年に母が後妻で嫁いて来ました。頭の中で計算したら当時34歳だったということになります。弟が生まれて私は鳥巣の後継ぎの座を下りて、今の人生があります。

それは生母の遺言であったことも後年、父から聞きました。今度の本のテーマは「食と農への転身」ですが、我が鳥巣は「農からの離脱、転身」だったわけです。生母を失った後、父はぷっつり農業をやめました。

兼業農家になり、コメは親戚の専業農家に作業委託、母が自家用生活野菜を生産する兼業農家になりました。東京のしかもお金のかかる私立大学まで私を行かせてくれた事を感謝しています。

お前の母親は誰だ?と聞かれたらそれは間違いなく今の母です。



posted by tk at 09:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする