2021年01月07日

地方には人手がない、その解決が急務

当社で昨年建設支援した食品加工場が2つありますが、共通の悩みはたった1年で製造キャパシティを超える発注が来て、対応できなくなっています。今までというか、大半の食品加工場は建設したのはいいけれど閑古鳥が鳴いているのが現状だったのに、嬉しい悲鳴といえば嬉しい悲鳴です。

こういったところは道の駅や農産物直売所に併設しており、出口を持っていることに加え、売り場がショーウィンドウの役割を果たしており、並べている商品を見た食品メーカーから製造依頼が来ます。

これらの加工場は小ロット製造工場で、大企業から見ると小回りが利いてうらやましがられますが、流通特にスーパーからの製造依頼に応えられる製造キャパシティ(能力)がありません。

バッチ方式で製造して、前処理や袋詰めは人海戦術です。人海戦術ということは人手が必要です。地方にはそ人手がありません。絶対的な労働者不足です。

また、道の駅や農産物直売所で販売するので何とか価格も15〜20%の販売手数料で済みますが、これはスーパーに販売しようと思うと売価の4割引きで納品しなければなりません。計算すると真っ赤赤です。

確かに地域原料を使って、手作りの製造は人気があり、一般流通も欲しがるのですが、それには応えられないでいます。製造側からすると手作りだけでは対応できない、かと言って大企業の無人のライン生産工場を建設するほど売れません。

どうするか?前処理や袋詰めをなるべく機械化して、半自動ラインの加工場を設立するしかありません。しかし、これはいきなりというのは危険で、最初の加工場が手狭になり、オーバーキャパシティになってから次のステップです。

我々の課題はこの一般流通(中高級スーパー)の棚に並べられる製造量能力を持てるか?とスーパーの販売価格で製造できるか?そこが次の課題として横たわっています。

もっとあります。原料の供給です。我々がその問題が解決しても今度はその原料を生産できる農家がいない、この育成が必要になります。次は移住や転身による農家の育成も急務です。
posted by tk at 07:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする