昨日、新幹線のチケットを買いに行ったら担当の人が鈍くて、大声を出してしまいました。確かにマスク通しで話すし、その間も透明の仕切り板があるのでなかなお互いの声が届きません。
その窓口のひとは私がせっつくとちょっと待って下さい、1つ1つやって行きましょう。むっと来たけど終わって見ると私のややこしいチケットを完璧にミスなく出してくれました。
ベテラン、達人とはこんなものです。ゆっくりやっているけどミスがないので結果早くできます。66歳の爺さんの私が感動して、いかに自分が未熟であるか恥ずかしくなりました。
それで残りの人生は一切怒らないで行こうと決めました。それから午後、最近知遇を得たレストランに頼まれごとの味の評価をしてもらいに行きました。そこでご主人に怒られたというより叱られた、叱られた。
久しぶりに胸がすくほど叱られました。理由はその会社の料理を加工食品にして発売する件で、当社が書類提出等で約束の期日を守らなかったために、レストランから販売業者に約束日に出荷できなかったからです。
そりゃ、怒りますよ、当然です。また、当社のスタッフが私にそれを伝えておらずに、私がノーテンキにのこのこ味の評価に伺ったことも怒りを倍加させたようです。
1時間近く平謝りに謝ってそれに対する対応案を誠意の限り、出したら納得してくれて、最後は笑顔でエンディングになりました。怒ってくれる人はこっちを信頼している人です。裏切ってはいけない。
期日を守る、約束を守る、時間を守る、ルールを守る、先輩や得意先を待たせない等生きるためのマナーがあります。それは当然、会社でも教えますが、それ以前に家庭教育です。
でも怒られて、叱られてからの応対を先方はみています。ポイントは誠実であるかどうかです。クレームやミスはチャンスです。それを活かせるか?活かせなければそれまでです。私ももう残りの人生を怒らないと決めたんだから。冷たく見放すだけです。