2020年11月25日

当社と農家は一体、当社は多くを得ている

多くの方々が当社の行く末を心配してくれます。経営が苦しいことを案じてくれます。多くの方々に言われるのはキースタッフや鳥巣研二はお金儲けが下手だと言うことです。

昔は農業振興策の一環で行政が農業マーケティングや農商工連携や6次産業化の予算をつけており、それをいただきながら経営していたのが、最近それがなくなり、当社が苦戦していると言う言い方もあります。

農家の役に立っているのだから農家や農産加工業者からお金をいただくしくみを作ったらどうかと言う考えです。農業・農家コンサルで生きているのだから。

以下、それに対する私の考えです。当社はすでに農家から多くを得ています。農家は当社の農業・農産加工コンサルのコンテンツに大いなる協力をしてくれています。当社が新しい講演や手法を作ろうとした時に私は当社と親しい農家に相談します。教えを乞います。

彼らは惜しげもなく、それを私に教えてくれます。協力してくれます。執筆する時も彼らを取材します。ここまで書いていいの?と思うことまで教えてくれます。もうすぐ4冊目が出ます。

元々、私は中小企業診断士から出発しています。小規模事業者にコンサルに払うお金がある訳ありません。また、農家も同様です。農家に感謝こそすれ、お金をいただくなんてできません。

これが当社の強さです。6次産業化の定着とともに雨後のたけのこのようにこの業界にコンサルが参入しました。しかし、このコロナ禍で消えています。農産物直売所や農産加工場が増えてきて、多くの流通業者や食品メーカーが産地に向かっています。にわか農業連携者が増えています。たいていのところは失敗しています。

彼らは何も農家に与えていない。ただ農業から得ること、簒奪することしか考えていない。農家の信頼を得ていません。当社が30年かけて農家と築いて来た「信頼」ができていません。じきに彼らは農村から追い出されるでしょう。

農家向けのコンサルをやっているのだから農家からフィーをもらえと言うのはあり得ません。当社と農家は一体です。身内からお金を貰う人はいません。農家の魅力や農家の価値を一番欲しがっているのは食品メーカーであり、流通業者です。彼らこそ当社に相談に来たら当社にフィーを払うべきです。それを農産物を仕入れてやるから農家からお金を貰えとは言う方は本末転倒だと思います。

当社の経営が冴えないのは農家のせいではありません。農家が教えてくれる多くの魅力やノウハウをお金にできていない当社の未熟さと浅さです。こうやって私は毎日当社の若いスタッフを鍛えています。当社の最大の経営資源は仲良くしている農家と当社のスタッフです。生き残れるかどうか?神が決めることです。
posted by tk at 07:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする