2020年11月06日

自治体の既存特産品ビジネスの凋落

私の出身校の看板学部は政経学部でしたが、昔ほど偏差値が高くありません。なぜ?その学部を出ると大手マスコミや大手一流銀行へ就職できました。しかし、最近この2つの業界が冴えません。よってそこに入るための最短距離だった政経学部の偏差値も落ちています。「入り」と「出」は常に直結して動きます。

地域の特産品販売は国策ならぬ道・県策事業でした。道・県あげて首都圏、特に東京への販売に力を注いで来ました。バブルの崩壊した30年前ごろから県の施策の中で大きなウェートを占めて来ました。

県の中には官民一体の物産公社や特産品販売公社ができ、それを行政の睨みの利く範囲の距離に置いて、東京への売り込みを図って来ました。過疎と言われる自治体であればあるほどそこには大きな予算が付きました。

気が付くとそれが「利権化」しています。入り口側の県内の事業者全てにオープンに開かれたはずの売り込み施策もやがて一部の組織と一部の会社と一部の人間が牛耳るようになり、それが硬直化して来ました、要は排他的になりました。

また、出口側も苦戦しています。30年前はこぞって一流百貨店に出口を求め、イベントや施策を行いました。その一流百貨店が風前の灯火です。今にも消滅しそうです。しかし、相変わらず東京への特産品売り込みの頂点にいるのは一流百貨店です。

一流百貨店でイベントを開催すると信じられないほどのお金が動きます。まさに利権です。準備と称してバイヤー等が現地県入りします。そこでなされる饗応もそれはそれは凄いものです。

この両方の入りと出が崩壊過程に入りました。そこを牛耳っていた人たちも高齢化でそろそろ退出年齢になりました。さっさと退出すればよいのに未練がましくしがみついています。

当社や私のことを金儲けが下手という人がいます。でも28年続いている当社は何にもしがみついていない、常に最前線、最新のトレンドは何かを見ながら活動しています。儲からないけど世間の動きはよく見えます。

甘やかされ、おだてられたバイヤー達が東京での居場所をなくし、かって面倒を見てやった県にアドバイザーやコンサルとして入ろうとしています。これまた哀れな姿です。




posted by tk at 07:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする