2020年10月06日

ガバナンスが効いていない組織には近付かない

ガバナンス(企業統治、組織統治)が効いているかどうか?企業にとって、組織にとって一番大事なことです。トップの命令は各階層のマネジメントにとっては絶対であり、それに従って組織が動くのが統治です。それは企業だけではなく、地方自治体を治める場合も同じです。

もちろん、トップが法に触れることや不当な横暴を働くこと、反社会的な行動、法を違反するような指示命令、不当利益の獲得等はコンプライアンスで制限されます。法に則っていない、もっと広く社会的な規範に則っていない場合も企業や組織がやるべきことではありません。

しかし、統治に一番大切なのはトップデシジョンです。ある市で市長が選挙公約で6次産業化づくり、とりわけ健康作物の栽培振興とそれを活用した健康食品産業おこしを打ち出しました。

市長に当選してようやく実行が始まりました。当社もそのコンサル支援で関わらせていただいております。その一歩の踏み出しで第一回目を健康食品セミナーがスタートしました。

その企画、実行に対して市職員の動きがよいこと、よく計画してその準備も万全でした。また、当日も担当課職員総出の働きぶりでした。実際は民間に協議会を立ち上げてその組織が実行しますが、その組織もトップの考えが浸透しており、実に手際のよい動きでした。

コロナ禍にも関わらず、動員もかけていないのに多くの市民が集まりました。熱心に耳を傾けました。私も講師の1人でしたが、質問もたくさん飛んできました。翌日、道の駅で買い物をしていたら「あっ、昨日の講師先生だ」と言って出荷者の人が話しかけて来て、また質問です。嬉しくなります。

昨夜はある食品企業の社長と東京駐在スタッフと当社スタッフ全員の会食会を行いました。この会社は会長が100億円企業に育てました。長男が現在社長です。会長と社長の意思疎通が実によいです。それは社長と社員の意思疎通のよさにも現れています。トップの考えが全社員の隅々まで浸透しています。

逆にトップの考えに従わない、それぞれの中間管理職が自分の地位だけを守り、上の言うことは聞かない、下の部下はスケープゴートにするそんな組織もあります。そんな組織はすぐわかります。外から見ても不自然です。ガバナンスも酷いがコンプライアンスもないに等しいということです。

比率から行くと8〜9割は日本の企業、自治体は正常なガバナンスが行われています。自治体は選挙という有権者の厳しい目があります。企業の場合は倒産・破綻という状況に追い込まれます。とは言っても逆の1〜2割が不自然でガバナンスの効いていない組織です。さらには両方とも機能していない組織や行政機関もあります、1〜2%程度ですが。そんな組織には近付かないのが賢明です。
posted by tk at 07:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする