2020年09月01日

「農業+◯◯」考えるだけも楽しい

私が親しくさせていただいている元農水省の高官が農政は農家所得の向上という面ともう1つ農村振興、地域を守る、自然を守るという一面があると言っています。

正直、これは目からウロコでした。農水省の施策も日本の農業が生産性が低いので耕作しやすいように土地改良を行い、機械化し、農薬や肥料を有効に使用して、なるべく均一なレベルのものをJAを通して市場の出していく。そんな経営の高度化が最優先するということです。

一面で農家の所得補償というものがあります。食糧増産は国家命題であり、農家が経営や所得のことを心配しないで農業が続けられるというしくみです。実際、また台風9号が来ていますが3〜4日後にはどこかの農作物被害がうん00億円だと言った報道がなされる状況が待っているかと思うとやるせなくなります。

農村振興としての農村は非常に面白いと思います。アフターコロナ、ウィズコロナの地域振興はこれなのでは?と思います。元来、国民の大多数が農業を営んでいました。地主階級は小作によってもたらされる富で味噌を作ったり、醤油や酒を作ったりしている食品メーカーでした。

小作で働いている人も手の空いた時には村落の中の賃仕事をして日銭を稼いでいました。また、女性も農産物のハネ物や豊作であまったものを使って漬物や加工品を作っています。自家用ですが、やがて少しずつ流通できるようになります。

流通できるということは背中に背負ってお武家様が住む町まで売りに行くようになりました。そしてお金を稼いで帰りには街のお店で生活必要物資を買って帰るようになります。

実際、私の実家も明治時代初期の写真を見ると商家です。農家が商家をやっていたのか、商家が農業をやっていたのかどっちが本業かわかりませんが、実際はそうです。

地方に移住して農家で生計を立てるのは大変です。農業プラス何かが必要です。奥様農業で旦那さんはIT関係の仕事をしてそれはインターネットで納品できるので田舎でも十分仕事になるとか。

農業を行いながら、村落でニーズのある職業も合わせてやる、それは福祉かもしれないし、幼児教育であるかもしれませんし、料理教室かもしれないし、環境ビジネス、SDGs活動かも知れない。都会と田舎を結びつける職業かも知れません。そのプラスアルファは考えるだけも楽しくなります。
posted by tk at 06:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする