2020年06月27日

加工食品のブランディングは品質と技術

例えば、シャネルのデニムパンツの価格を見ると200,000円位です。一方、ユニクロのデニムパンツは2,990円位です。価格差は197,010円あります。両方とも見事に経営が成り立っているということはそれぞれにお客様、ファンがいるからです。

では製造原価はどのくらいでしょう?マル秘なので私にもわかりませんが、勝手な想像ですが、前者は10,000円位、後者は1,000円位ではないか?と思います。販売価格から製造原価を引いたのを粗利とすると前者は粗利は190,000円です。後者は2,000円です。

価格差は何か?2つでしょう。ブランド力と品質そのもの差でしょう。一番はなんと言ってもブランド力です。世界の頂点のシャネルブランドのデニムパンツを身に付けると200,000円の価値があるということでしょう。後者を履いていると大体高くて3,000円くらいかなとわかります。

では実質的な品質さはどのくらいでしょうか?前者が10,000円の製造原価に対して、後者は1,000円だとすればその差は9,000円です。たった9,000円の差で販売価格では197,000円の差になります。

しかし、この9,000円の差に技術と品質が込められているのです。安いブランドはたいていが既に中国を通り越して、ベトナムも通り越してミャンマーやバングラディシュで製造されています。

では前者はどこで製造されているか?世界の超高級ブランドのアパレルの縫製はほとんどが日本だそうです。当社社長のお母さんは縫製技術を持ち、もうすぐ80歳なのに現役で世界の超高級ブランドの縫製をしています。アパレルの業界は分業なのでお母さんは縫製の中でも糸が表に出ない内から内へ縫っていく針縫いをしています。この技術はお母さんでなくてはできないそうです。実家に帰るとびっくりする高級ブランドが仕事場に積まれていると言っています。

ここからが今日の本題。では食品業界はどうか?ジーンズで言えばユニクロのレベルです。安く、たくさん作って売る。だから低収益に喘いています。一応商品にはブランドも付いていますが、安売りブランドのイメージばかりです。

中には時々ぎょっとするほど高いものがネットで販売されています。気になって買うと、高いのは価格だけで品質はサイテーというのも蔓延しています。2度と買わない、お客様を裏切っています。

当社が、私が目指しているのは、当社がこれから自ら加工の世界に入るのは、これから当社が地域の加工のお母さんとやりたいのはシャネル化です。でもあの価格で販売できるブランドの形成まではとてもできません。目指すのは製造技術・品質のシャネル化です。

農家には素晴らしい農産物があります。コックさんには調理技術があります。メーカーには加工技術があります。これをうまくマッチングして分業体制を作ればお客様が納得してくれる品質レベルのものが生まれると信じています。最近、やっているのは実はこの準備です。
posted by tk at 08:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする