2020年06月26日

この仕組みを自由経済とは笑ってしまう

嘘のようで本当の話です。ある村で道の駅に併設する農産加工場を建設しました。この加工場で製造してこれを隣接する道の駅で販売しようという考えです。今年から稼働しています。

しかし、このコロナ騒ぎで道の駅の販売が減少しています。それで加工場で製造する数量や品目数が当初目論見よりもだいぶん下回っています。そこでこの道の駅の運営協議会の幹部メンバーから、こんなに稼働しないものなら潰してしまえという意見が出ました。稼働してまだ半年足らずなのに。

それを言ったのはこの加工場の建設を請け負った地元の建設業者です。建設費用の2億円をちゃっかりいただいている企業の社長です。最初はジョークで言っているのかな?と思っていたら本人は本気でそう言っているそうです。

もう2億円を獲得したのであとは加工場は野となれ山となれ、俺には関係無い。稼働率が低くて村の足を引っ張るくらいなら潰してしまえということらしいです。普通はこの加工場の稼働率を上げるために村のリーダーたちは知恵を絞るのが役目でしょうに。

建設業者がみんなそうではないでしょうが、正直呆れます。行政予算で行われる建設、工事を請け負う建設業者はまだこんな経営がまかり通りのだとびっくりです。大手ゼネコン社員の下請け業者に対する態度、びっくりするくらい尊大です。

建設業界はピラミッドの頂点から幾層にも重なった構造を下々の業者に下りていきます。その間、それぞれが上前(うわまえ)を跳ねるので最後の末端(最下層)の業者は人工(にんく)賃程度しか回ってきません。

現在、社会問題になっているコロナ禍の給付金がある特定企業に丸投げされてそれを数社の大企業が2次受けして、さらに末端へ下りていきます。多分、ゆうに5〜6層は形成され、ピンハネされているでしょう。それは東日本大震災の時もそうでした。原発事故処理業務は7〜8層くらいのピラミッドで末端に仕事が下りていました。

食品業界はどうか?縦の引き算ピラミッドはないですが、横の足し算構造です。農家ーJAー全農ー産地卸売市場ー消費卸売市場ー仲卸ー小売店ー消費者の構造です。農家が10円で出荷したものが消費者には100円で届きます。

いつの世も中間搾取した者が富を得ます。それが自由主義といい、民主主義というのですからおかしいですね。耕さない者が儲けている、ああ情けなや。
posted by tk at 08:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする