2020年06月14日

この話はフィクションかな?

最近、仕事の関係で熊本県荒尾市に行く機会ができるようになりました。福岡県と熊本県の県境に熊本県側は荒尾市、福岡県側は大牟田市です。でも県境はないに等しい1つの都市です。一般的には大牟田市がよく呼称されます。

ここは三池三井炭鉱があったところです。私は福岡県出身なので高校、浪人時代の年齢まで糸島の実家に住んでいました。物ごころついた頃の西日本新聞には既にピークは越していたとはいえ、三井三池労働争議の記事が載っていました。

この頃から社会問題化する公害事件で世界中を震撼させた水俣事件、もう少し後には沖縄返還問題と長崎県佐世保への原爆搭載空母エンタープライズの寄港デモの事件を憶えています。

この三井三池労働争議を書いた「血の底のヤマ(西村健著)」を読み始めたら実に面白い。こっちも新刊の執筆に取り掛かったばかりなので人様著書の本を読んでいる余裕はないのですが面白いです。

この中に警察、刑事が犯人を特定する場合の被疑者や関係者との心と言葉のヨミ、やりとりが出て来ますが、実に興味深いです。

自分の事件を思い出しました。私は27年前に会社をクビになりました。懲戒解雇というおぞましい退職でした。私を話をでっち上げてクビに追い込んだのは中途入社の元警察官で当時は総務部勤務40歳代でした。私を調べる時に「警視庁の元課長だった」と言いました。今思うと私に完全な嘘のバイアスをかけていました。

後でこの男が逮捕された時に週刊誌で知った経歴は「都内の交番の巡査」だったと書いてありました。詐称していたわけです。その後に私事で首の骨を折って身体障害者になり、その採用枠で会社に中途採用されたと知りました。が、当時はそんなことは聞かされていません。

この事件が持ち上がった時の担当役員も担当部長もみんな私のかっての上司です。何故彼らが私を助けてくれなかったか?不思議でした、それは後で懇意にしている新聞記者からおかしいでしょと言われましたが。その時は俺も仕事でやり過ぎて敵を作ったんだろうと反省して、妙に自分に言い聞かせました。

「何故助けてくれなかったか?」この本を読んでわかりました。私の事件を一番恐れていたのはその担当役員と関連役員ということが。このお巡り上がりの社員が重役達にお前達のスキャンダルを掴んでいるぞと匂わせていたことです。

私のことはでっち上げですが、役員達はカネとオンナではヤバいのがたくさんいました。この男は私をでっち上げ、この重役達を脅した。それで私をクビにすることで自分たちを突かないで欲しいと暗黙の取引をした。

その後、この男が株主総会対策で総会屋に巨額の金を渡し、かつ自分も2桁億円の金を横領していたことが発覚して逮捕されました。その時に一番胸を撫で下ろしたのは悪行をやっていた重役達のはずです。

この連中がこの株主総会利益供与事件の後に私に近寄って来る、来る。何故か?後ろめたさのためか?と思っていましたがそれも違います。この総会屋が消えた後に事実を知るのは私だけになったので私への機嫌取りにです。

その頃、かって最も尊敬していた上司、この事件の担当役員から「お前があんなことするはずがない。俺はあの時にお前を庇ったんだぞ」と言われた時はこの人こそ俺を一番認めてくれている上司だったと信じ込みました。しかし、この本を読んでわかりました。私を売ったのはこの男だと。そう思うと釈然としなかった事が全て腑に落ちました。

27年前の話ですが、この悪どもはまだほとんど生きています。
posted by tk at 09:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする