2020年06月10日

どうして私は農業を始めたか?

父が生保会社に勤務していたので、転勤で全国を回りました。大学・大学院(東京工業大学)では化学分野で高分子工学を学びました。

中高大を猛烈に勉強したわけではなく、敷かれていた環境の中で生きてきました。平成6年大学院卒業後はこれまたごく普通に大手化学会社に入社しました。

研究所勤務で4年間基礎研究、1年半は応用研究をしました。それから工場の現場勤務になり、現場を知りました。

仕事は面白く、泥臭く、生々しいということがわかりました。同時に今の会社の研究部門の道を歩くとこのまま人生が終わってしまうのか?と考えるようになりました。

それで退職をして、別の仕事を探そうと思いました。片っ端から電話帳でどんな職業があるのか調べました。

自然のあるところで生活したい、家族で仕事をしたい、つくることをしたい、ライフワークになる仕事をしたいの4条件を満たしてくれそうなのが農業でした。

当時住んでいた愛媛県の農業会議に連絡したら県内の過疎地域の町村が新規就農を応援していることを知りました。住居や栽培指導、資金面等で仕組みが出来上がっているのを知りました。

当時、結婚したかった女性に打ち明けたら、その時に彼女のお家が農家と初めて知りました。そして彼女から大反対され、別れました。

決意してから土日に農業大学校の1年コースに通いました。そして退社して、就農イベント知り合った熊本県のいちご農家に研修生で入りました。2年半研修して独立しようと思いましたが、栽培作物を収益性や労働生産性を考えてトマトに切り替えたのでさらに1年新たな研修に行きました。

合計3年半の研修を経て、農地を借りて独立しました。自分の農地を取得できたのは5年目の時です。

JAトマト部会に所属してそれで表彰を受けられるほど頑張りました。現在は流通と直接契約しての販売が増えてきました。

現在は2名の研修生を受け入れて、それぞれ1棟ずつハウスを提供して実践指導(指導期間は2年)をしています。新規就農で受け入れてくれた研修先へのせめてもの恩返しと思っています

50歳を過ぎたので、この若い研修生たちが育ったら新しいカタチの連携農業をできたらよいなと思っています。
posted by tk at 08:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする