2020年05月17日

同じ事を継続できることが最大の評価

本を読んで感銘を受け、その人の人生や功績について知ろうとします。次はその人の著書の他の本を買って学ぼうとします。が、たいていは最初に手に取った本と大体同じことをが書いてあります。本から何かを学ぼうとしたら同じ本を何回も何十回も読むのが上達の早道です。

語学の上手な人も横で見ているとそうです。レッスン用のテープを暗唱するまで繰り返し、繰り返しやっています。何故できるか?同じことを繰り返しやることが苦痛にならない、あるいは飽きないからでしょう。むしろ楽しい。

達人とまで行かなくても上手な人は何度やっても同じことをすることができます。例えば、あそこの的をめがけてボールを投げる。30球投げても100球投げてもその的に当たります。空手もそうです。名手がやると何回やっても同じところに同じ突きをすることができます。

しかし、人間は半端に頭がよいので同じところにボールを当てることのできる機械を発明し、製造します。ほら、機械の方が優れているだろう。人間は名手がその技術を体得するのに10年以上かかるのが機械は動く瞬間からできるから。

現代の技術に対する評価はお金です。報酬です。人間が何度も同じところにボールを投げる技術の報酬は機械の購入金額と耐用年数と比べて評価されます。それで人間が評価されて行きます。

昔はどうだったでしょう?富の評価はお金ではなく、江戸時代はコメの生産高です。石高です。大航海時代の国家の富の評価は植民地にした領土の広さです。もっと前のスフィンクス時代は所有した奴隷の数です。

話を戻します。機械化が進むと加工食品や農産物の生産も機械できるようになります。大企業はそれで大きくなりました。しかし、農薬や食品添加物を使わないで美味しい農産物や加工食品ができるかというとできません。加工工程で一番美味しい状態に達した時を判断して製造を完了する見極めは機械にはできません。今のところはみんな人間の技です。

人間の技を幾らで評価するか?一番わかりやすいのはプロスポーツの世界です。彼らは何十億円を得ます。しかし、農業や食品加工に従事してその金額の獲得はあり得ません。

では農業者や食品加工業者の評価はどうやってするか?一生、その仕事の現役でいられるかどうかです。それが最大の評価だと思います。今の仕事をお迎えの来る日まで続けられる人が最高に評価された人です。むしろ、これからサラリーマン受難の時代ですね。定年がお迎えのきた日ですから。
posted by tk at 07:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする