2020年01月17日

買い手でもあり、作り手でもある人達の出現

2日間、宮崎フードアワードの予選通過企業への最終審査会の説明をしていました。予選通過企業の特徴として、起業、創業、継承が意外と多いです。歴史の長い企業や名の知れた企業はこういったアワードには応募してきません。尤もアワードをなしているのがひなたMBA(フードビジネス部門)セミナーで食産業に関するセミナー受講者をベースにしているからかも知れませんが。

応募が多いのは祖父からの継承や義父からの継承、都会からの移住者でこの宮崎の地で創業、親の会社は建設業であるが、その継承で自分はフードビジネスの異業種に進出した等です。

要はチャレンジ精神に富んでいる企業や経営者が応募してきます。食業界のことはあまり知りません。それをセミナーで学んでいると言うのが正直なところです。

一方、教えている我々講師陣やアワードの審査員は食産業界の人間がほとんどです。我々に新規創業者や参入者を教えられるのか?というミスマッチが頭をよぎることがあります。

彼らの食品業界の通念を超えた新しい発想や営みを既存業界の我々に評価する能力があるのかどうか?です。食品業界の一般的なしくみや業界のルールや慣習は教えられますが。まあ、そこまでが限界です。

一方で既存食品企業からセミナーやアワードへの参加、応募が少ないのも寂しい限りです。今ある商品の製造販売に四苦八苦している、新しい発想が生み出せない、新商品と称しても小手先ばかりの改良(悪?)品ばかり。低収益の企業体質から抜け出られない。こういった企業こそ、アワードに挑戦して欲しいのですがなかなか難しいです。

今まで作り手と買い手・お客様は別々の区別できる人達でした。それが最近は長寿社会で寿命が延び、また副業も認知されるようになり、あるいは居住地を2つ持つ人が現れ、作り手と買い手の両方の要素、機能を持つ人達が増えています。作り手でもあり、消費者でもある人達です。

彼らは自分の活動や商品をフェイスブックやインスタグラム等で全世界に発信しています。この新しいライフスタイルを持つ人達と食産業の関わり合い方もフードビジネスに大きな影響を持つでしょう。
posted by tk at 08:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする