2019年12月07日

この人が真の英雄であり、神の子である

昨日は長野県木祖村の木祖村農産物加工センターの落成式&営業開始日のセレモニーでした。当社がプラニングから入り、3年かけて出来上がりました。特に施設の製造機器や什器・備品は当社と連携している盟友の新生バイオの田村社長の功績が大です。

セレモニーの席が並んでいましたが、前列はお金を出している長野県庁の人がずらり、その横列には村議会議員がずらりです。民間業者の我々は後列です。席があるだけでも幸せなので座っていたら横の田村社長「鳥巣さんが民間席の最上位ですよ、私が2番目です」もっぱらFB用の写真撮影に忙しかった私は全く気付きませんでした。

村長挨拶で参列者の中で当社名と私の個人名だけが出て、村長から感謝の言葉がありました。嬉しいですね。1業者のに過ぎない当社の労をトップがねぎらってくれました。中国の故事「井戸を掘った人を忘れるな」です。

私ごときはカスみたいなものですが、中村哲医師が遭難して亡くなりました。銃殺で凶弾に倒れました。私は中村哲医師の名前すら知りませんでした。熊本のホテルで読売新聞がトップで報じていたのを見てもピンときませんでした。テロの多発しているアフガニスタンですから。邦人が犠牲になったんだくらいでした。

それから2時間後に中学の同級生会からLINEが入り、中村哲医師が西南学院中学の先輩であることがわかりました。中学卒業後は県立福岡高校→九大医学部卒と絵に描いたような九州のエリートコースですが、この先輩がどうしてアフガニスタンに向かったのか?何も知りません。

帰りの電車でユーチューブを見ていたら、「水がない。100人の医師よりも1本の用水路を」と言って自ら医者を捨て、用水路建設、農地再生に入ります。私が知ったのはその程度までです。

アフガニスタンはイスラム教の国ですか。西南学院はプロテスタントの学校です。本人も洗礼を受けたプロテスタントだそうです。中村医師には宗教などどうでもよかったのでしょう。目の前の命(いのち)を守ることが「神の命(めい)」だと思っていたのでしょう。

徹頭徹尾、現場の人です。中村氏の偉業を知る人は知っていたのでしょうが、俗に言う政治色の強い有名タレント人ではありません。メディアのつくるヒーローではありません。でもアフガニスタン大統領、いや大統領はどうでもよいです。アフガニスタン全国民が哀悼の意を表明しています。

これが真の英雄であり、神の子です。

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2019年12月06日

既存の組織が弊害になっている

道の駅を作ろうとする時にたいてい予算は国の補助金で行われます。すると地方自治体の中に準備室ができます。この場合、たいていが産業課の中にできます。産業課とは商工、観光を主管している課です。

一方で道の駅で販売する野菜等の農産物を主管するのは農林課です。早い話が道の駅を作る時は役所の中で2つの課が関わります。道の駅に関わらず、6次化の影響か農➕何々と言った組み合わせビジネスが増えています。

バイオマスエネルギーのようの事業をやろうとすれば環境衛生課と農林課が関わります。また、農福連携をやろうとすれば当然福祉課が噛んできます。一方で複数にまたがる担当課ができるといっぺんに進行が遅くなり、中身も妥協の産物になり、事業そのものの魅力は一気になくなります。

例えば、道の駅を作ろうとすると少量多種類の野菜が必要になります。しかも栽培方法も無農薬のようなこだわり農法の野菜が好まれます。種類もスーパーで売っているような大根、きゅうり、トマト、キャベツのような生活野菜だけではなく、サラダ用の彩り野菜のようなものも好まれます。

その場合、農林課は今ある農家を優先します。いわゆる専従農家です。出荷はJAというパターンの農家です。専従農家から見ると道の駅や農産物直売所は販売額が少なくて魅力的な販売先ではありません。役場に頼まれたので付き合いで出してやっている程度のものです。

こうなると売り場に魅力が出ません。お客様は一気に遠のきます。魅力的な道の駅にするためには新しいライフスタイルに合った野菜を生産する農家を育てるしかありません。

地域の中に農業起業する人を育てなければなりません。それをやろうとすれば農林課の仕事なのか?産業課の仕事なのか?揉めます。お互いボールをキャッチするのを見合わせます。ただでも余計ない仕事はしたくないと役所は思っています。

余計な仕事ではないのです。魅力的な道の駅を作るために農業起業者の育成一番大切な仕事なのですが、ここが欠落したまま、道の駅がスタートします。そしてその結果はすぐ出ます。散々の惨状です。役所は大罪です。

昨日、熊本県荒尾市で40歳代夫婦のレストランに行きました。広島から奥様の実家の荒尾に戻り、奥様は岩盤浴のお店、ご主人は子供さんの添加物アレルギーをなくすために無肥料農業を始めます。

6年間試行錯誤の日々と戦い、現在は自分の農法を確立しました。数年前から岩盤浴のお店をレストランに衣替えして、ご主人の作った野菜を中心に提供しています。畑のそばにレストランがあります。人気のレストランです。特にママと子供たちが楽しそうに食事をしています。
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2019年12月05日

関東の本醸造か、九州の添加物醤油か、第3の道は

昨日は熊本県上天草市商工会で商談会セミナーでした。商工会会員4社に対して福岡県・熊本県・宮崎県こだわり派スーパーの4企業の商談会を実施しました。

こだわり派スーパーのバイヤーは原料のローカル性、製法はなるべく無添加、製造ロットは小ロットを求めます。

大手量販店に販売されていないエクセレントローカル商品の発掘と取り扱いを求めています。併せて健康というコンセプトも同じくらい最上位に置いています。

最初、ある醤油メーカーの若手後継者がプレゼンにやってきました。九州の醤油は生揚げにアミノ酸液とサッカリンと甘草の人工甘味料で甘くして、さらにカラメルで黒い色をつけています。

関東の醤油は本醸造です。このメーカーの社長の息子は東京から戻って来て、アミノ酸醤油に疑問を持ち、生揚げ本醸造を試作しています。

しかし、今のお客様や近隣の人に聞くと醤油は甘くないと美味しくない、関東の醤油は「辛ろうして食べられん」と言われるそうで本醸造を発売するか悩んでいます。

この会社は製造には「木樽」を使用しているのが自慢です。木樽を使用してアミノ酸醤油を仕込んだのでは木樽を使用する意味がありません。

九州のスーパーも実際はアミノ酸醤油と東京の大手本醸造の両方の醤油を並べています。お客様が自分の好みで買っています。

では関東の首都圏の消費者は本醸造の大手の醤油に満足しているでしょうか?スーパーの陳列の大半を占めるK社の醤油に満足しているでしょうか?していません。

醤油ほど量販店の特売品にされて品質が低い食品はありません。九州の消費者よりも関東の消費者の方が醤油に対するストレス、不満が多いはずです。だから醤油のマーケットは縮小しています。

おいしい醤油が欲しいという欲求が強いと思います。だから首都圏のこだわり派スーパーが取り扱うこだわり本醸造醤油が売れています。また、ネット通販で好みの醤油を取り寄せて使っています。

この醤油メーカーもアミノ酸添加醤油か?本醸造か?にこだわらずにこの会社が美味しいと思う醤油を開発して、作ればよいのです。

関東タイプも九州タイプもありません。美味しい醤油を開発して、原料、製法、無添加、等特長を明確にして、おすすめ料理も合わせてプロモーションすれば売れるはずです。
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2019年12月04日

(一社)エクセレントローカルの出張講演会

エクセレントローカルといえば、食と農交流銀座エクセレントローカルの話をよく書きますが、一般社団法人エクセレントローカルもあります。この活動も続けています。

昨日はこの活動で九州の2つの市を訪問しました。福岡県みやま市と佐賀県鹿島市です。みやま市は3年前から市民開放型農産加工場をつくるということでハード面、ソフト面でお手伝いしました。

昨日は(一社)エクセレントローカルから私と荒井に加え、顧問就任してもらっている農水省元農村振興局長の佐藤速水氏とゴボチのデイリーマーム社長の和田優氏が一緒しました。和田氏もエクセレントローカルの社員(会員)です。地元出席者ではタカ食品工業資材部長の大塚力弥氏も参加しました。タカ食品工業も(一社)エクセレントローカルの企業会員です。

佐藤氏の話はみやま市職員の心を掴みました。市職員が一斉にメモを取り出し、ずっと聞き入っていました。元農水省の高官の話は我が国農業政策の核心を突いています。

専業農家の所得向上、経営の高度化も必要であるが、併せて農業政策は地域振興の要素も同じくらい持っている、効率追求だけではいかない農村、農地の保全、集落の維持等も大きな要素である。

小さな営みから知れないが、6次化や環境保全農業、ジビエ振興、農村観光、バイオマス等を育てていくことも大事な施策であるという話は職員のやるべきことを示唆しました。

ゴボチ社長の話もよかったです。利益を上がる、売り上げを上がると経営者は喜びますが、本当の喜びはお客様が喜んでくれるとです。経営者はそれだけを考えていればよい。全くです。コンサルの言うことなどとは違い、哲学です。

その後は佐賀県鹿島市に向かいました。樋口市長が自ら出迎えてくれました。市長は元農水省高官です。市民一人一人をよく知っています。そして鹿島高校の赤門、祐徳神社、有明海の干潟を案内してくれました。

最後は山の上にある地元食材と自栽培の野菜だけで料理を出すお店に案内してくれました。この料理のお店を体験すると銀座イローカルもまだまだだなと実感します。学ばなければならないことは山ほどあります。
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2019年12月03日

社員を切ってまで株主に媚びる、これ経営?

60歳以降、毎年1月に、かって勤めていた会社の同期会があります。同期が60歳になり、定年退職になったので恒例行事になっています。途中で不本意にクビになった私にも同期入社ということで出て欲しいと声をかけてくれます。

今年は4回目になります。何と、今年の会場はイローカルです。同期入社とはありがたくも嬉しいものです。役員になったのも、平社員で終わったのも、私のようにクビになったのも(これは私しかいない)みんな仲間で同じです。そこに何の隔たりもありません。

2〜3日前の報道で私がいた会社がついにリストラを始めた記事が報道されています。「50歳以上の管理職100名」がリストラされます。晴天の霹靂です。

我が国有数の優良企業で、学生就職人気ランキングでいつも「ベスト10」当たりにいる会社です。

「50歳以上の管理職100名」だと年収は1200〜1600万円くらいではないでしょうか。それを100人クビにすれば年間12〜16億円のコスト削減になります。社会保障費で会社が払っている金額を入れると20億円程のコストダウンを当て込んでいるのでしょう。

社員は寝耳に水でしょう。今、この時期にまだ対象になる社内の50歳以上の管理職に知らされないうちにこんな報道が出たのは株価対策ですね。

この会社は四半期決算で年度決算の純利益が大幅減少するのを発表しました。原因は豚コレラの影響と報道されました。

それで一気に株価が下がり始めました。その応急処置で唐突に「50歳以上の管理職のリストラ」を発表しました。社員をクビにして社会的な体裁を保つ、私がクビになった風土は今も変わりません。

経営不振の原因はその社長以下ボードメンバーの経営責任が問われるべきです。なのに、この会社の社長の年収は1億円をゆうに超えています。取締役役員と執行役員30人の報酬合計だけでもリストラ対象100人の収入は超えているでしょう。まずトップから減らす、責任を取って辞めるのが筋ではありませんかね。

新しいことを何もしない、社内は茶坊主と評論家ばかり。今回の大減益はなるべくしてなった結果です。
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2019年12月02日

裏方スタッフを評価している企業は優良企業

中島みゆきのヒット曲「地上の星」はまさに陽の当たらない裏方さんの存在を歌っています。あの歌はNHKの番組「〇〇〇〇X」の主題歌だったそうです。「だったそう」のというのは私はその番組を見たことがないから。

同様の番組がたくさんあるようです。「〇〇宮殿」」「〇〇の夜明け」等。あそこに出ている中小企業のサクセスストーリーを真に受けてよいのかどうかわかりません。また、大手紙の「〇〇の履歴書」も内容を鵜呑みにはできません。知っている人が何人か書いていますが、「嘘おっしゃい」箇所も結構あります。

起業家の華々しいサクセスストーリー。ドラマや劇よりも脚色されています。所詮、人間です。神ではありません。人間一人のやれることなどたかが知れています。サクセスストーリーをつくってもらって、それを投資会社に売って何千億円の富を得る。それが最近のサクセスストーリーのようです。

自称神の子のイエスキリストも十字架に架けられて、後世の預言者達が新約聖書を通してイエスキリストを作り上げていきます。孔子も老子もみんなそうです。後の人の加筆が神やヒーローを作っていきます。

起業が成功するかどうか、ポイントは起業家と同じくらい裏方の存在が大事です。裏方を評価している企業は間違いなく優良企業です。「働き方改革」は間違いなく、裏方切り捨て、裏方冷遇です。

真の起業家、名経営者は社内にしっかり、裏方さんをつくっています。そしてその裏方さんが報われるような処遇をしています。自分だけ巨万の富を得てトンズラでは経営者とは言えません。

今の政権が最長期間を更新したそうです。総理の力と思っている人は一人もいないのでは。裏方スタッフの力でしょう。それを総理がしっかり理解できているかどうか?政権を下りてからわかるでしょう。

スティーブジョブズが大学の卒業講演で「自分は自ら創業した、Apple社を一度クビになったので、新しい今のApple社をつくることができた」と言っています。

新しいことをやろうとするとまた、裏方からです。彼は再び裏方になり、マイクロソフトも凌駕する今のApple社を作った。講演の最後に引用ですが、「すっとハングリーであれ、ずっとバカであり続けろ」と言っています。

私の第3の船出もようやく緒についたばかりです。

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2019年12月01日

落日企業に行きたがる不思議

働き方改革が進められています。どういうのがそれかよくわかりません。推進母体の厚生労働省は相変わらず深夜もこうこうと灯りがついています。仕事をしているのでしょうね。

最近よく聞く話は正社員になるよりもパート・アルバイトの方が時給・日給換算がよいということです。大企業は一部職種のみならず大方を裁量労働制に切り換えています。

かっての弊害、長時間机に座って残業代を稼ぐというのができなく反面、残業に回してした分が手当てにならないので年収は減少します。裁量労働制は特殊技術を持つ職種に多かったので対象者は高学歴でもありました。それが現場の労働者よりも収入が減って行くのは危険な気がします。

とばっちりは若手に来ています。まだまだ大企業の中高年の年収は高いです。一流企業の一部上場企業の40〜50歳代の年収は1000万円以上が普通です。何もしていない管理職が若い社員よりも給料が高いというのも変なものです。

大企業の収益性が落ちているのは売上高は上がらないどころか下降線なのに、中高年の賃金が横ばいだからです。すでにその企業は中高年の社員に今の給料を払う力はないのに払い続けているのでまずます経営不振に向かいます。

戦後の「終身雇用」と「給料=家族養い給」の負のスパイラルはもうしばらく続くでしょう。

そんな中でも大学生の大企業志向は相変わらずです。いや、ますます強まっています。何も知らないのか?地方の学生はテレビ広告をしている会社が一流だと思って、ブランドが周知されている企業に入りたがります。親がそうなのかも知れません。すでに実態は「過去の栄光になっている企業」に行かせたがります。

金融機関、特に各都道府県一の地方銀行が不振です。大手も地方もメディアが苦しいです。百貨店、大手スーパーも風前の灯です。すべてかっての大企業、人気企業です。
posted by tk at 07:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする