2017年07月11日

商品代よりも送料の方が高い

昨日は沖縄県離島特産品等マーケティング支援事業の審査会でした。私はこの委員を5年務めています。

13年くらい前から沖縄県の離島の加工特産品づくりの支援をしているので、この事業に手を挙げる事業者も結構、顔なじみです。当時、中学生だった子供も既に成長して後継者として頑張っています。

次の世代への後継が行われている事業者は経営自体が積極的なのでこの事業にも進んで手を挙げてきます。

沖縄県は数少ない人口が増えている都道府県です。特に首都の那覇も元気ですが、石垣島や宮古島の有名離島も観光客が増えており、バブルの様相を呈しており、ビジネスチャンスもたくさんあります。当然、移住者も増えており、移住者の起業も旺盛です。

農産加工食品を開発して大都市に出荷すると出荷価格は小売価格の5掛け、かつ運賃こっちでは儲かりません。観光客が増えていると言うことはインバウンドの人に売っていけばよいわけです。しかも直売すれば5〜6掛けでなくて小売価格で販売できます。観光客が持って買えるので宅配費は不要です。

また、人口が増えていると言うことは内需が旺盛ということです。沖縄県民・島民に販売すればよいのでこれまた輸送費がかかりません。

本土の人に売るにしても自前でウェブ販売すれば小売価格で販売できて輸送費負担だけすればよいです。

ただし、輸送費が高騰しており、商品代よりも輸送費が高いと言った悩みはあります。当社がある沖縄の離島から生もずくを購入しますが、商品代が5kgで2000円で、送料が2700円です。

輸送費を低減しようとすれば加工食品をつくり、がさの小さい最終商品で販売することです。そのためには離島自身が加工食品技術を身に付け、自分達の売りたい商品を製造できる食品加工場を建設することです。

10年以上に亘り、私は沖縄の食品関係者にそれを説いてきました。親の代はなかなか受け入れられませんでしたが、最近、離島特産品等マーケティング支援事業に手を挙げる後継者世代と移住者達からその声が上がり始めたのは頼もしい限りです。
posted by tk at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする