2017年06月10日

気が付くとみんな負けていた

「虚構をつくりあげた者が勝つ」と何かの本に書いてありました。

食品流通の虚構は「ターゲット」と「消費者ニーズ」です。何も実体のない言葉に「つくる側のメーカー」も「販売する側の流通」も自縄自縛になっています。

その奥にある「低価格大量販売」をカモフラージュするため、あるいは正当化するために使われてきたのかも知れません。

農業がまず衰退しました。加工食品メーカーも台頭した大手小売業の前に買い叩かれ、奴隷化しました。

大手小売業の台頭は併せて小規模商店を消滅させてしまいました。

そしてその大手量販店が絶滅の危機です。我が国の2大小売業は瀕死の状態です。

誰が勝ったのでしょう?農業生産者も食品メーカーも商店も大手小売業も卸売業もみんな負けました。

では、「ターゲット」として、「消費者ニーズ」として神様的存在、錦の御旗であったであった消費者が究極の勝者となったのでしょうか?

高齢社会がやってきて年金暮らしで生活は苦しくなっています。低価格のインスタント食品や食品添加物まみれの加工食品で生活しています。生鮮品も外国産の野菜、精肉、鮮魚ばかりを食べています。

気がつくと消費者も敗者です。すべてが負けてしまった。「ターゲット」も「消費者ニーズ」も大量消費社会の虚構でした。全員負けた総括をする必要がありますね。

全員が勝つためのしくみをつくらなければなりません。そのためにはどうしたらよいのか?誰かが新たな虚構を考え出すのか?

キーワードは「一体化」?農業生産者ー加工製造者ー小売業者・飲食業者ー消費者の「一体化」。「対立」の虚構の否定?

あるいは海彦山彦以前の自給自足のへの回帰?答えはそんなところにあるのでしょうか?生産者から消費者に向かった→(矢印)が消費者から農業生産への→(矢印)に逆向きになるのか?

よくわかりませんね。難しい。でもパラダイムシフトは確実に起こっています。
posted by tk at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする