2017年05月15日

人間はすでにロボット化している

「均一化」、「標準化」、「マニュアル化」と「差別化」は20世紀の工業、商・サービス業界を牽引してきたキーワードです。

相反するように聞こえますがこの2つの言葉は一緒に使われていました。マクドナルドは「標準化」という「差別化」を成し遂げたから大企業になった。トヨタはカンバン方式という「標準化」を開発したからその「差別化」により世界のトヨタになれたという風に。

そうやって成功した企業は山ほどあります。商業の世界ではコンビニがその典型です。同じお店を何万店もつくってそれを「マニュアル」によって「均一化」してセブン帝国を築きました。

ネットビジネスもそうです。インターネットという均一化されたものをベースにビジネスモデルが成り立っています。

しかし、「均一化」、「標準化」は社会のインフラ化を意味します。インフラになればビジネスにはなりません。上記のビジネスの多くが苦境に陥っています。

これからの「差別化」は「非均一化」、「非標準化」、「非マニュアル化」です。

しかし、世の中はさらなる「均一化」に向かっています。ロボット、人工頭脳社会がそうでしょう。農業もロボットがやるようになるそうです。実際、大企業の食品工場は無人化によるコンピュータ化が進んでいるので農業でも可能なのかも知れません。

ロボットも人間ももうそんなに変わりはないのかも知れません。同じような出産医療の病院で生まれ、均一の保育園で育ち、学校では均一化の言語で、均一の教育を受け、均一の給食を食べ、均一の受験戦争に晒され、均一の学歴を得て、均一の企業社会を生き、老後は均一の年金と介護で一生を終える。人間はもうロボットになっているのかも知れません。これから生まれるロボット、人工頭脳とどう違うのでしょうか?

そこから抜け出した異端の人間が世の中を人間社会に取り戻してくれるのではないかと期待しています。
posted by tk at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする