2020年01月20日

サスティナブルが「身の丈に合った」感覚になる時

出張から帰り、日曜日の食事をごはんと野菜たっぷりみそ汁と少々のたんぱく質にしたら、体調が戻りました。昨夜は久しぶりに断酒しましたが体調がよいです。こっちの生活が今の私の年齢には合っています。

ハードな仕事を続けられるのもあと5年でしょう。先日の同期会の近況報告時間は一人2分ですが、守る者はいなくて5分くらいしゃべっていましたが、内容は健康の話と孫の話です。それに再就職先の話が少し入ります。

40名足らずの同期入社組です。65歳前後ですが、悲しいことに物故者が2名出ました。みんなで冥福の黙祷を捧げました。また、一方で20年以上人工透析をしていた同期が数年前、奇跡的に臓器移植で復活して超元気になっています。「腎臓を3つ持つ男」と自慢していました。

人生は本当に何が起こるか?わかりません。今回の同期会はイローカルだったので最初にマネージャーの私の長男が挨拶していました。「何を喋るのか?」と思っていたら「酒と女で味の素をクビになった鳥巣研二の長男です。同期の皆様にはご迷惑をおかけしました」と言った途端に馬鹿ウケで喝采でした。隣に座っていた同期に「鳥巣、お前は幸せ者」と言われました。

100%弓を張った人生は途中で弓が切れます。多少のたわみが必要です。現在、私は60%人生と呼んでいます。それがわかったのも会社を失脚してからです。再起の中で身に付けました。

6割程度に手抜きしなさいという意味ではなく、100%ベストは尽くしますが、結果は60%で十分です。順位をつけると中ぐらいからちょっと下くらいが分相応です。

このくらいの出来だと失敗の40%を糧にして、また舞台に立つ力と知力を温存できます。毎日戦えます。「サスティナブル」という言葉がはやっています。「持続可能な」と訳されています。私は「耐え得る」という訳の方が好きです。

そしてこの「サスティナブル」を「身の丈に合った」感覚にできた時に幸せな人生が送れるような気がします。

自分が少し頑張れば得られるくらいの負荷。それが人生を張りのあるものにしてくれます。質素で毎日食べられる食事メニュー、毎日欠かせなくできる運動、肩の凝らない清潔な服装、コンパクトでちょっと手狭なくらいの住居、できたら年金ではなく、労働で終生得られる所得等。あとは毎日喧嘩できるパートナー。そんな都合のよい相手はいませんね。

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2020年01月19日

コンサルの仕事は相手の話を聞くこと

地方出張が多いです。仕事をいただきに、企画提案に行くこともあるし、仕事をいただくと今度は定期的に行くことになります。泊まりが多いので有志の割り勘夕食会も行います。基本的に先方は誘わないのでこっちが声をかけます。

相手が応じてくれる時は嬉しいものです。昼間は企画提案やセミナーですが、夜はいろんな話が出ます。みなさんが聞きたがるのは他の地域はどういう活動をしているか?とか、事業に多くの人に参加してもらうにはどうしたらよいか?です。

しかし、やがて自分の私生活の話になります。若い頃、都会に行っていたが戻ってきてこの仕事をしている、子育てのこと、保育所の送り迎えの奥様との分担、土日は親が老けてきたので自分が家の農作業をしている、また集落の共同作業のこと等地域で生きて行くことの泣き笑いを話してくれます。

我々は仕事で行っています。しかし、仕事のノウハウや企画力等の頭脳をウリに行っているのではありません。また、朝まで酒に付き合う体力をウリに行っているのでもありません。

我々は「人間」をウリに行っています。人間力?人間性?いろんな人間としての魅力、信頼等をウリに行っています。その全人格まで含めてコンサルの価値です。

だれも毎日忙しくしている中で、割り勘の感情は払ってまで夕食に付き合ってくれるのは「この人が来てくれて嬉しい」、「この人といると楽しい」、「今日はこの人に話を聞いてもらいたい」そんな魅力がないと相手にしてくれません。

酒の席までマーケティング話や成功話や有名人との交友や昔の栄光等をいい気になって話しているコンサルはバカです。昼間はこっちの話を聞いてくれたのだから、夜は9割は相手の話を聞く。

その姿勢と謙虚さがないと受け入れられません。そして相手が喋ったことは地方が直面している現実なので、それを知ることは自分にとってもプラスになります。

コンサルとは教えに行っているのではないのです。教えてもらいに行っているのです。しかもお金までもらって。その恩返しができるかどうかがそのコンサルの力量なのです。
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2020年01月18日

当社の九州支社を置くとしたら

昨日は宮崎県日向市駅から鹿児島県薩摩川内市にやって来ました。ルートは日豊本線で鹿児島中央駅経由で九州新幹線で川内駅で降ります。所要時間は日向市駅から鹿児島中央駅まで2時間半、鹿児島中央駅から川内駅まで新幹線でわずか12分です。

距離ではなく、速度(スピード)がものさしになります。それだと飛行機が一番速いですけど、飛行機は出発地の次は到着地です。点で地域間を繋ぎます。それに対して鉄道は間に停車駅があり、かつ窓の外の風景が移り変わるのが見えます。線で地域を繋いでいます。

それにしても日本はいろんな分け方ができます。一番違うのは雪の降る地域と降らない地域です。生活様式がまったく違います。この分け方を南と北とすると、それに似ているようで違うのは東と西の分け方です。何が一番違うかと言うと日照時間です。

東地域は日照時間が長いので作物がよく採れます。しかし、北の東地域は極寒の地でもあり、やませが吹き、農業には適さない地域です。農業に向いているのは東側の南地域です。静岡、高知、宮崎、鹿児島等は大農業地域です。

これが自然風土により分け方ですが、もう1つ移動手段による分け方が冒頭に書いたものです。新幹線の通る地域と通っていない地域はまったく異質な地域に感じます。新幹線による人の移動が早くて、便利な地域は経済的にも潤っています。

今、日本でその新幹線の恩恵を受けていない地域を挙げると北海道、東北日本海側、山陰地域、四国、九州で言えば大分県、宮崎県、鹿児島県大隅半島地域です。

それなりに経済振興策も雇用対策も人口維持政策も行われていますが、この地域に生活、経済のハンディがあるのは否定できません。空路は完備されていますが、点と点の移動で新幹線のような柔軟な移動が難しいです。

当社が九州シフトしており、クライアントの地方自治体から冗談で九州支社をつくったらと言われます。確かに発注する側からすると近くに発注先の駐在所があった方が便利です。実際当社も(一社)エクセレントローカルは九州駐在担当理事が2名おります。九州の仕事が増えているのはこの2人の存在であるとも言えます。

九州に支社を置くなら、どこがよいか?多くの方は私の出身地の福岡県と言いますが、福岡県は大農業地域ではありません。中心の博多は都会で東京と変わりません。

大農業県となると熊本県から南の宮崎県、鹿児島県です。それを勘案すると地理的に九州の真ん中にあり、新幹線移動ができ、しかも大農業地域は熊本県になります。そういえば九州農政局も熊本県にありますね。やっぱり、加藤清正は凄い。

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2020年01月17日

買い手でもあり、作り手でもある人達の出現

2日間、宮崎フードアワードの予選通過企業への最終審査会の説明をしていました。予選通過企業の特徴として、起業、創業、継承が意外と多いです。歴史の長い企業や名の知れた企業はこういったアワードには応募してきません。尤もアワードをなしているのがひなたMBA(フードビジネス部門)セミナーで食産業に関するセミナー受講者をベースにしているからかも知れませんが。

応募が多いのは祖父からの継承や義父からの継承、都会からの移住者でこの宮崎の地で創業、親の会社は建設業であるが、その継承で自分はフードビジネスの異業種に進出した等です。

要はチャレンジ精神に富んでいる企業や経営者が応募してきます。食業界のことはあまり知りません。それをセミナーで学んでいると言うのが正直なところです。

一方、教えている我々講師陣やアワードの審査員は食産業界の人間がほとんどです。我々に新規創業者や参入者を教えられるのか?というミスマッチが頭をよぎることがあります。

彼らの食品業界の通念を超えた新しい発想や営みを既存業界の我々に評価する能力があるのかどうか?です。食品業界の一般的なしくみや業界のルールや慣習は教えられますが。まあ、そこまでが限界です。

一方で既存食品企業からセミナーやアワードへの参加、応募が少ないのも寂しい限りです。今ある商品の製造販売に四苦八苦している、新しい発想が生み出せない、新商品と称しても小手先ばかりの改良(悪?)品ばかり。低収益の企業体質から抜け出られない。こういった企業こそ、アワードに挑戦して欲しいのですがなかなか難しいです。

今まで作り手と買い手・お客様は別々の区別できる人達でした。それが最近は長寿社会で寿命が延び、また副業も認知されるようになり、あるいは居住地を2つ持つ人が現れ、作り手と買い手の両方の要素、機能を持つ人達が増えています。作り手でもあり、消費者でもある人達です。

彼らは自分の活動や商品をフェイスブックやインスタグラム等で全世界に発信しています。この新しいライフスタイルを持つ人達と食産業の関わり合い方もフードビジネスに大きな影響を持つでしょう。
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2020年01月16日

プレゼンの前には何度も声を出して稽古すること

昨日は当社が受託している「食のアワード」が28日(火)に開催されるので、1次予選を通過した26企業への個別説明でした。多数の応募の名から26商品がアワードの決勝に進出します。

26企業のプレゼンは5名の審査員に対して、プレゼンと試食を合わせて持ち時間4分です。短時間の中で各企業の試食をいかに手際よくするかが大きな鍵になります。

料理アワードではないのでノミネートされた商品を使った調理はありませんが、審査員の前に手際よく食べられる状態で配膳するのはなかなかのノウハウが必要です。ここは食品業界の長い加藤と私が担当し、プレゼン担当者はプレゼンに集中してもらうことにしました、

プレゼンはみんな緊張しています。最優秀賞を目指しているからです。しかし、よく考えると予選通過は多数の応募から選ばれた26商品です。野球で言えば26商品は一軍入りしたと言うことです。

審査の結果、審査員賞を受賞する商品11商品はいわばベンチ入りしたと言うことです。さらに最優秀賞ともなるとその日のゲームで決勝ホームランを打つようなものです。一軍入りした26商品はそれぞれ十分魅力のある商品で、どれも当日の決勝ホームランを打つ実力のある商品です。どれも最優秀賞を獲得してもおかしくない実力を秘めています。

まず、予選通過をしたことに自信を持つこと。当日、入賞するかどうか?は審査員の好みもあるし、当日のプレゼンの順番や前後のタイミングに左右されることも多いです。プレゼンの内容について考えることは大切ですが、開催前から、喋る内容について一喜一憂しない方がよいです。

4分の持ち時間をフルに使って商品の説明ができるか?どうかです。時間オーバーもあまりに短時間でのプレゼンもマイナスです。4分フルに喋るということはどう言うことか?、実力を出し切れるかどうか?です。何を喋ればよいか?原稿を書いて、何度も何度も声を出して読む練習をすることです。

練習しているうちにこういった言い回しの方が伝わるとか?アピールできるか?がわかってきます。だから事前独りリハーサルが一番大切です。ここで身に付けた4分間のプレゼン内容は商品が世に出て、商談やイベントの喋りに使えます。その4分間のプレゼン内容を確立することが実は賞をとるよりも価値のある学習なのです。

4分間のプレゼンにパワーポイントを使うと言う人も多いです。短時間でパワポを使うとその操作に時間が取られます。あくまでも審査員に向かって喋る。その後ろにパワポ資料が補完として映り出されている。その程度にしないと4分間の有効活用はできないと言うことになります。
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2020年01月15日

いろんな人が歩いている、生きている

早朝、私世代か、ちょっと上の世代で普段着にショルダーバッグを背負って、歩いている人を見かけます。行くあてのない人だとすぐわかります。コンビニでコーヒー買ってお店の前で飲んでいます。夜暗くなるまで、徘徊を続けるのでしょうか?

50歳代の人も歩いています。たいていがまだスーツを着ています。と言うことはまだ現役サラリーマンです。でも肩で風切って歩いている人はほとんどいません。

元気がないし、自信がなさそうです。定年後の不安を背負って歩いています。ペットショップの前でペットに魅入って笑っている眼が何とも人のよさを感じさせます。

30〜40歳代の人も歩いています。この人達はサラリーマンなのか、無職なのか、フリーターなのか?わからない多種多様が人達が朝の銀座の裏通りを歩いています。

よく人様に住まいを聞かれて、「銀座」と答えると「すごい」と言いますが、実際、住んでいる、歩いていたりする人はこんな人が目に付きます。

ペット連れてはつらつと小走りに通り過ぎて行くのは女性か元気老人です。この人達は多分勝ち組ですね。勝ち組とはお金を持っているかどうか?だけではありません。生き方、ライフスタイルの勝ち組です。

昔の成功者は「末は博士か大臣か」、実際は「末は大臣(政治家)か大将(高級軍人)か」でした。しかし、今の政治家は誰にも尊敬されていません。

狭い日本で長期政権と威張っても首相官邸のスタッフすら満足に統率できないのが現状です。同僚の政治家に不正の噂があっても自分に飛び火しないように汲々として言い逃ればかりしている。

選挙の時だけ票欲しさに弱者と称される有権者に微額の手当てを配って、わが党の勝利、国民の信任を得たって言ってもこの国の将来には何の役にも立ちません。

ビジネス社会でも、ITやファンドマネーで大金持ちになっても「英雄」と称されるのはアメリカと日本くらい。しかも、その両国でも「尊敬」はされない。

人生100年を元気になるべく人の力を借りずに、老いても周りに温かく、和やかな空気と雰囲気を漂わせている人、それが本当の人生の達人でしょう。
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2020年01月14日

期待に応えてこそ、恩返しと自分の飛躍

地方創生とか地方の疲弊、農業の衰退等社会問題として提起されます。社会問題になっているので政府も大きなテーマにしています。社会問題なので当然、国の予算が付きます。すると当然、それをビジネスにしようとするコンサル会社や都市計画会社、メディアが「地方創生は我々に任せてください」とばかりに現れます。

地方の人がそれを鵜呑みにして自分の地域の活性化を人に任せたらとんでもないことになります。ただ任せても、解決できる企業はありません。その地域のことはその地域の人が一番知っています。

その業務を受託するのはたいていが大手シンクタンク、大手人材派遣会社、大手通信会社、大手ウェブサイト製作会社等の子会社です。子会社といっても急場で親会社の後に「アグリ」を付けた会社です。

にわか集めのスタッフもほとんど経験のない人ばかりです。農業のノの字も知らなければ、食品のショの字も知りません。ただ名刺に大手親会社の名前がその会社の前半に入っているだけです。

発注側の地方自治体もそれを見抜いているあるいは見透かしている自治体とそれがわからない自治体と2つあります。自治体というよりも担当者の問題ですが。九州のある県庁でコンペのプレゼンをした時がそうでした。初参加の我々の話など聞いていない。大手会社の子会社に初めから決めているのがよくわかりました。結果もそうなりました。

事業がうまく行くかどうか?受注した側にも責任がありますが、発注した側にも同じ責任があります。

当社はよく「キースタッフの名前はよく聞くが、何をやっている会社か知らない、食と農関係ということくらいしか知らない」という人によく出くわします。そういった方々にじっくり当社の活動をしゃべろうとすると2つに分かれます。聞いてくれる人と聞いてくれない人に。

圧倒的に聞いてくれない人方が多いです。「会社はわかったから、さっさとコンペのプレゼンをしろ」という人は聞く耳を持っていません。聞いてくれる人の方が圧倒的に少ないです。

でも、新規に仕事をくれるのは真摯に聞いてくれた人であり、自治体です。こっちもその責任の重さは重々わかっております。社運を賭けてベストを尽くします。

そうやって2年前、無名の当社にある大きな事業を任せてくれた県の今年度の集大成が明日から1月末まで約10日間始まります。期待と恩は10倍返さなければなりません。スタッフ一同、誰が言うわけでもないですが燃えています。勝負の1月後半が始まります。

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2020年01月13日

最高の美・真理は対称の普遍的なバランス

あの人と一緒にいると穏やかな気分になる、安心する、あの人は裏切らないし、話しづらいことも打ち明けて、相談したくなる人がいます。もちろん、宗教の世界の入信とは関係なく、我々の住む火宅でもそんな人がいます。

あの人に相談して、例え、ダメでも納得できるそんな人です。精神的に一番頼りになります。そんな人は喜怒哀楽をあまり出さないし。そんなことはないか。怒哀は出さないが、いつも喜と楽に満ちている人です。怒り狂うことがない。これは私自身の反省です。

こんな人は自分の世俗の自分の勝ち負けの外にいます。だからいつも穏やかでいられる。知名度もないし、普通の生活をしています。真のリーダーとはこんな人でしょう。世の偉人、成功者はたいていが後世の人の改ざんとまで行きませんが、作り上げた虚像です。本当に立派な人間は目立たない。

昨日のブログに新製品や世に受けようと思うとコントラスト、対比が必要だと書きました。この対比が左右、あるいは前後、あるいは上下の距離が離れていればいるほど目立つし、鮮やかで人を惹きつけると書きました。

これでは真意が伝わりません。最高の美は「対称のバランス」です。「芯のある対称のバランス」あるいは「ぶれない左右対称」、スポーツもすべて体幹だそうです。これが普遍的に一番美しいし、人の心を魅了します。

一般的に世俗的にいうと妥協とも聞こえます。社会は会社は組織は世間は人付き合いは妥協の産物だとも言います。日和見主義者、自分の意見を明確にしない、長いものにも巻かれろ等すべて妥協です。

妥協は真の左右対称の真ん中なのでしょうか?バランス、対称の中心なのでしょうか?それならそれが一番賢明な意見であり、行動です。

でも違いますね。妥協は真ん中ではない、左右のブレブレの中にあります。バランス、対称は芯です。芯は普遍ですし、公平だし、誰もが納得するものです。

冒頭に書いた人がバランス、対称にいる人です。だからこの人の言うことは誰でも聞きます。そんな人が世の中にいるの?います、いますいっぱいいます。その人が見えないのは我々の眼のバランス、対称が崩れているからです。よ〜く、見てごらんなさい。あなたのそばにたくさんいますよ。
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2020年01月12日

もっと、野菜が食べたい

自炊していると米は備蓄があり、最近は雑穀ご飯をよく炊きます。それに野菜があれば私の理想とする食生活ですが、東京銀座では野菜の調達は難しいです。わりかし納得のいくレベルで揃うのは豆腐くらいです。その豆腐屋さんがおからで卯の花を作っているのも美味しいです。

年末お正月は知人から野菜を送っていただき、食べきれないので3〜4人に配りました。たいそう喜ばれました。私も年末・正月は自宅に引きこもっていたので完食しました。

東京の都心部で生活していると絶対的な野菜と魚不足です。地方から宅配便で野菜を送ってもらうしくみも一人暮らしには返ってストレスになります。腐らせるだけです。野菜不足の解消が急務です。

江戸時代はどうしていたのか?気になります。かって江戸市民の野菜は江戸城を中心にしてその距離で作付けされていたと本に書いてあった記憶があります。その本をどこにやったか?探しているのですが見当たりません。

例えば、小松菜、練馬大根、もう少し広げると深谷ネギ等です。冷蔵冷凍のしくみがないので江戸市民が住む江戸城を中心に軟弱野菜から作付けして江戸城から離れた地域では日持ちする野菜を植えたそうです。肉は一応は禁止でしたので建前は食べていなかったはずです。魚は「江戸前」の鮮魚を毎朝、一心太助が売りに来ていたはずです。

さらに参勤交代の大名の江戸屋敷は広大です。ここに自藩の在来作物の種を持ち込んで植えたのもやがて江戸野菜になっていったを考えられます。例えば、新宿御苑は信州高遠内藤藩の下屋敷でした。ここで植えられていたのが内藤唐辛子であり、内藤かぼちゃです。

「江戸時代の野菜の栽培と利用」(杉山直儀著)は手に入れましたが、江戸城中心の距離での作付けは書いてありません。あとは「大江戸リサイクル事情」(石川英輔著)が江戸時代の生活の知恵やリサイクルについて書いていますが、特に野菜には触れていません。

今の私はどうしているか?というと食生活のシーンが3つに分かれます。1つは地方出張、この時に野菜を「食べ貯め」しています。2つ目は東京のれいらんと生活しているシーン。この時が困ります。冒頭で書いた通りです。絶対的な野菜不足に苦しんでいます。

3つ前はお客様が来店下さる時イローカルに行きます。ここでおまかせコースを食べます。全体的には肉、野菜、魚がバランスよく使われていますが、絶対的な野菜不足の私からすると不満です。野菜が足りません。

2年前まで採れたて野菜のサラダを出していましたが、今は出て来ません。イローカルで野菜をたくさん出すようにしたらよいですね。生野菜のこだわらないので、さっと湯通し、油通ししたものも含めて野菜は欲しいです。調味料はドレッシングにこだわりません。料理長のだし汁や調味酢等でよいです。そしてそれをパクパク食べたい。次回の会議でお店のスタッフに提案してみよう。
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2020年01月11日

新製品はお客様への新しいシナリオの提示と表現

生命保険の支払い期間があと3年間になりました。3年間で死ななければ満期として私が受け取りますが、もしもの死亡時の受取人が元配偶者になったままなので、長男に書き換えました。合わせて、生きていても高度障害で受け取り能力が亡くなった時の受取人も長男に変更しました。息子は「親父が早く死なないかな」と毒づいていました。

その後で新しい保険と今度は息子向けの保険の加入促進営業が始まりました。生命保険は「不安」を売っているの?いえいえ我々は「不安解消の安心」を売っています。いずれにせよ、不安を先に与えて、それからその解決策として「安心=保険」が売れる。見事なコントラストです。

銀行は資金需要が減って、金利が下がっても借り手がいません。優良だった借り手が廃業に向かっています。一方で起業や事業継承の新規性の高いファンドは資金需要が高まっています。そのコントラストも明確です。

当社は食の世界の会社です。新製品開発支援を多く手掛けています。「何をもって新製品というか?」リニュアル程度をもって新製品発売と言えるかですが、私の考えは少しいじっただけもそれを購買者にアピールできれば「新製品」です。

既存の「Product」のパッケージデザインや入り数や価格を少し変えてもそれは新製品です。大手企業がよくやる手で「プロモーション(販促)のための新製品発売」です。

では、博多の辛子明太子が昔は真っ赤な着色したものだったのが、20年くらいかけて着色料を減らして、無着色明太子にした場合は?無着色を強調してウリにすれば新製品です。内緒で少しずつ着色料を減らしていって、無着色に行き着いたのは新製品ではありません。

しかし、共通なのはここでも「着色の赤」と「無着色の透明」のコントラストが使われています。そして、「無着色透明=健康・安全」のメッセージを伝えています。

コントラスト(対比)、あるいは比較による商品開発手法が一番わかりやすいです。買う人の心理を一番揺さぶるから。初歩レベルではお客様の「不満からの解消」をするから。高度になると「ライフスタイルの変化、変身」を可能にするから。

新製品開発というのは「お客様への新しいシナリオの提示と表現」です。だから現行品を数センチだけ動かしても作り手が新しいと思うシナリオを述べればそれは新製品です。

面白くもなんともないけど。それで日本の食品産業は陳腐化して、レベルダウンしているんだけど。


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